[出前記者]親子で切り抜き新聞 志真志小30人が参加

 志真志小学校PTA主催の親子切り抜き新聞づくりが12日、体育館で開かれた。親子30人余りが記事選びやレイアウトを通してコミュニケーションを深めた。

記事を並べて切り抜き新聞をつくる参加者=宜野湾市立志真志小学校

 沖縄タイムス整理部の具志堅学記者が見出しで記事の大意が分かることなどを説明。「びっくり」「かっこいい」などテーマに合う記事を集めて、2時間かけて親子で1枚の切り抜き新聞を完成させた。作品を並べて、ほかの家族の新聞にコメントをつける鑑賞会もした。
 宮里歩美さん(30)蓮華さん(2年)親子は「集めると自分もうれしくなるから」と「うれしい」をテーマにした。マンゴー農家の笑顔が印象的な記事広告を選んだ蓮華さんは「笑っている写真なのでマンゴーがおいしそうだった」と感想を書き込んだ。
 歩美さんは事業所内保育園の窓口が那覇市内にできた記事を選んだ。「共働きで家にある新聞をじっくり会話しながら読むことはなかった。娘と触れ合ういい機会になった」と笑顔で話した。

[出前記者]島尻PTAが切り抜き新聞 情報量の多さ実感

 島尻地区高校PTA連合会(玉城強会長)が21日、糸満市立中央図書館で沖縄タイムス社会部の具志堅学記者を招いて開かれ、新聞づくりを学んだ。各校の広報誌担当者ら14人がグループごとにテーマを決めて集めた記事を切り抜いて新聞紙大の紙に張り付け、大きな新聞を作った。

各グループが作った切り抜き新聞を鑑賞し、感想や意見を書き込んだ付箋を貼り付ける参加者=21日、糸満市立中央図書館

 「沖縄の子どもたち」とタイトルを決めたグループは、高校生への無償給付金や認可外保育園などの記事を集めた。
 師走の話題や自然・環境の話題を集めたグループも。参加者は記事を通して和気あいあいと意見交換した。
 同じ21日付の紙面から多彩な作品が出来上がり、新聞に掲載される情報の豊富さを実感した様子だった。
 具志堅記者は新聞の仕組みを紹介しながら「見出しは記事の要点。1段落目には記事が要約されている」などと説明。全てのページの見出しをチェックした後、興味のある記事を読むことを勧めた。