島袋さんちのNIE(51)読み聞かせ/衆院選公示 政権枠組み焦点

問題山積 投票先選び大変

僕らのためにもしっかり

 国の政治を担う人に何を求める? 島袋敦也君(14)は、父・久仁人さん(49)と一緒に、将来を考えながら話し合いました。

衆院選公示 政権枠組み焦点

■2012年12月5日1面 第46回衆院選は4日公示され、16日投開票まで12日間の選挙戦に入った。沖縄4選挙区では前職5人、元職1人、新人13人の計19人が県選管に立候補を届け出た。

敦也君▶お父さん、衆議院議員選挙がいよいよ始まるね。
久仁人さん▶そうだな。沖縄では四つの小選挙区から19人が立候補するとあるよ。
敦也君▶小選挙区と比例代表は何が違うの?
久仁人さん▶沖縄を四つのブロックに分けて、そこから選ぶのが小選挙区。比例代表は政党名だけを書くわけだ。
敦也君▶選ぶのも大変じゃない?
久仁人さん▶お父さんは、沖縄のことを本当に考えてくれる人、政党を選ぶな。
敦也君▶今度はTPPとか基地問題、原発や消費税とかが問題なんでしょ。
久仁人さん▶どれも大きいことだから、選ぶのが大変。敦也君▶僕らの将来のためにもしっかり選んでよ。
久仁人さん▶はいはい。責任重大だ。

幸地さんちのNIE(50)スクラップ/「自由の女神」一緒にパチリ

名護に自由の女神あるよ

NYの像の役目分かる?

 「自由の女神って、どこにあると思う?」。記事を読んだ幸地功哲君(10)が母親の富代さん(42)に質問しました。

「自由の女神」一緒にパチリ

■2012年12月2日地方面

 名護市呉我区のミニチュア版「自由の女神像」が、市内外から訪れる人の記念撮影スポットとして話題になっている。高さ約6メートル。同区でリサイクルショップを営む山里寛さん(54)が取り壊された県内のホテルのモニュメントを譲り受け、壊れた部分を修復した。山里さんは「面白いし遊び心」と笑顔で話している。


功哲君▶お母さん、クイズ。「自由の女神」はどこにあるでしょうか?
富代さん▶知ってるよ、アメリカでしょ。有名だからね。ニューヨークの自由の女神!
功哲君▶答えは名護。
富代さん▶あ、新聞に載ってたな。やられた。じゃあ、お母さんからクイズ。ニューヨークの自由の女神は何の役目をしていたか分かるかな。ヒントは持っている物。
功哲君▶本を持ってるみたいだから「みんながもっと本を読むように」とか…。
富代さん▶陸じゃない所にいる人のためだよ。
功哲君▶飛行機からでも場所が分かるようにかな。あ、そうでなくて海にいる人?
富代さん▶その通り! 灯台として使っていたらしい。
功哲君▶このろうそくみたいなものが目印か。
富代さん▶どっちの自由の女神もみんなの気持ちを明るく照らしてくれるといいね。

県中学総合文化祭(12/8,9)でNIE展示

 7日、沖縄県中学校総合文化祭(浦添市てだこホールで8、9日開催)の展示準備をしてきました。文化系活動を取りまとめる県中学校文化連盟にNIE部会が設けられています。豊見城中、大里中の生徒たちの作品と並び、両新聞社の紙面も掲示されています。
 8日は豊見城中、9日は大里中の生徒が現場で取材して記事を書き、両新聞社の速報車を使って速報を作ります。沖縄タイムスは9日に大里中の生徒たちと速報を作ります。

島袋さんちのNIE (49)読み聞かせ/“ヤギ”セラピー 認知症ケア試み

動物セラピー知ってる?

父さんはグッピーケアで

 ヤギが認知症のお年寄りを癒やしています。島袋敦也君(14)はグッピー好きの父、久仁人さん(49)に対して…。

“ヤギ”セラピー 認知症ケア試み

■2012年11月20日ひと・まち面 沖縄ならではの身近な生き物ヤギ(ヒージャー)をアニマルセラピー(動物介在活動)として活用する珍しい取り組みが県内で始まった。犬をはじめとする動物との触れ合いを心のケアに生かす活動で、今回はヤギを介することから「ヤギセラピー」。家畜として親しみ、祝いの場で食した認知症のお年寄りも多く、触れ合いを通して歩きだしたり、表情を取り戻す効果も挙げている。

久仁人さん▶アニマルセラピーって知ってる?
敦也君▶うん、病気になった人のケアに犬やイルカを使ったりするんでしょ。
久仁人さん▶そうね。認知症のお年寄りのケアにヤギセラピーとあるよ。
敦也君▶どれどれ。お父さん、認知症って何?
久仁人さん▶脳の病気で、家族や自分の名前も分からなくなることがあるってよ。
敦也君▶そうか。お年寄りがヤギに触れたり餌をあげたりしてうれしそうだね。
久仁人さん▶ヤギは沖縄では昔は多くの家で飼われていたんだよ。昔を思い出す時間が1分でも1秒でも長くあった方が、認知症の進行を遅らせることができるんだって。
敦也君▶お父さんならグッピーをずっと飼っているからグッピーケアだな。
久仁人さん▶はは、そうきたか。その時はよろしくね。

受賞者33人を表彰 県新聞スクラップコンテスト

 第2回県新聞スクラップコンテスト(主催・沖縄タイムス社)の表彰式が1日、那覇市職員厚生会館であり、豊平良孝沖縄タイムス社長が県知事賞、県教育長賞、沖縄タイムス社長賞の受賞者33人に賞状と記念品を贈った。今回はノート、切り抜き新聞、新聞感想文の3部門に県内の小中高校生や専修学校生から計2672点の応募があった。
 豊平社長は「日ごろ新聞を読んで気付いたことが作品に取り上げられている。発想豊かなものばかりだ。これからも新聞を活用して感性を磨いてほしい」と受賞者を激励した。
 切り抜き部門で県教育長賞に選ばれた長嶺小4年の銘苅迅音(はやと)君(9)は、沖縄の年中行事の記事を月ごとに整理。「ハーリーの船や獅子舞には、たくさんの種類があることが分かった。これからもスクラップを続けたい」と喜んでいた。
 優秀賞以上の上位66作品は2日午後6時まで、那覇市おもろまちの沖縄タイムス社1階で展示する。

【2012年12月9日追加】全入賞者名簿はこちら

スクラップコンテスト:表彰式がありました

 第2回沖縄県新聞スクラップコンテストの表彰式を1日、那覇市内で行いました。沖縄県知事賞、沖縄県教育長賞、沖縄タイムス社賞の33人のうち26人の出席をいただき、表彰状を手渡すことができました。
 式の後は作品を展示した沖縄タイムス社1階ギャラリーで作品を囲みながらの取材もあり、作品を輝かせた工夫の秘密などが語られて賑やかでした。
 県知事賞受賞者のコメントなどは9日付ワラビーで特集。合わせて同じワラビーで全受賞者のお名前も掲載します。これから作品の返却、優秀賞以下の賞状の作成・発送に取り掛かります。問い合わせはこちらまで。

小禄南小に学校賞 いっしょに読もう!新聞コンクール

 家族や友人らと新聞記事を読み、感想や意見などをまとめた作文を募集した「第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール」で、県内から那覇市立小禄南小(山城銀子校長)が学校賞に選ばれた。5年生を中心に99点を応募。学校ぐるみの取り組みが評価された。我喜屋健(つよし)教頭ら関係者は「短い文(記事)の内容を読み取る力や、文章で表現する力が付いてきた」と新聞を活用した学習成果に手応えを感じている。
 同コンクールは、日本新聞協会が11月のNIE月間に合わせて実施。国外を含め2万5864点の応募があった。学校賞は小中高合わせ、小禄南小を含む10校が受賞した。
 小禄南小は朝の学習時間にNIEタイムを取り入れるなど新聞を積極的に活用してきた。
 5年生の前里周子(ちかこ)さん(11)は、県内の小中学生のダンスグループが世界大会で優勝した記事を取り上げた。「私と年がはなれていない子が頑張っていてすごいと思った。(記事について)お母さんとお姉ちゃんと話し合って楽しかった」と笑顔。本紙の子ども新聞ワラビーを毎週楽しみにしているという。

 このほか県NIE推進協議会の会長賞・奨励賞に6人が選ばれた。
 【県NIE推進協議会表彰】(敬称略)
 ▽会長賞 照屋瑠(小禄南小5年)知花由佳(興南中3年)李英帆(名護高3年)
 ▽奨励賞 赤嶺佳名子(小禄南小5年)伊野波葵(興南中3年)西平愛(名護高3年)

スクラップコンで学校賞に選ばれた小禄南小。5年生は86点を応募した=那覇市小禄