島袋さんちのNIE (49)読み聞かせ/“ヤギ”セラピー 認知症ケア試み

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動物セラピー知ってる?

父さんはグッピーケアで

 ヤギが認知症のお年寄りを癒やしています。島袋敦也君(14)はグッピー好きの父、久仁人さん(49)に対して…。

“ヤギ”セラピー 認知症ケア試み

■2012年11月20日ひと・まち面 沖縄ならではの身近な生き物ヤギ(ヒージャー)をアニマルセラピー(動物介在活動)として活用する珍しい取り組みが県内で始まった。犬をはじめとする動物との触れ合いを心のケアに生かす活動で、今回はヤギを介することから「ヤギセラピー」。家畜として親しみ、祝いの場で食した認知症のお年寄りも多く、触れ合いを通して歩きだしたり、表情を取り戻す効果も挙げている。

久仁人さん▶アニマルセラピーって知ってる?
敦也君▶うん、病気になった人のケアに犬やイルカを使ったりするんでしょ。
久仁人さん▶そうね。認知症のお年寄りのケアにヤギセラピーとあるよ。
敦也君▶どれどれ。お父さん、認知症って何?
久仁人さん▶脳の病気で、家族や自分の名前も分からなくなることがあるってよ。
敦也君▶そうか。お年寄りがヤギに触れたり餌をあげたりしてうれしそうだね。
久仁人さん▶ヤギは沖縄では昔は多くの家で飼われていたんだよ。昔を思い出す時間が1分でも1秒でも長くあった方が、認知症の進行を遅らせることができるんだって。
敦也君▶お父さんならグッピーをずっと飼っているからグッピーケアだな。
久仁人さん▶はは、そうきたか。その時はよろしくね。

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