切り抜き新聞づくり講座をしました うるま市グッジョブ連携協議会スタッフ向け

 5月27日、うるま市でキャリア教育や就職支援活動をしている「うるま市グッジョブ連携協議会」のスタッフ向けに新聞読み方講座、切り抜き新聞ワークショップをしました。

 まず、全ページの見出しだけを5分から10分かけて読みます。一番気になった記事を1つ選んで、今度は記事全文を読みます。4人グループになって、それぞれが気になった記事の内容紹介、選んだ理由、記事へのコメントを順番に言います。試しには時間をはかってみると2分間は長かったです。コメント力を付けるなら、1分間に制限してみるといいかもしれません。この日はそんなに堅くせず、思うまま発表し、ほかの人も意見を言い合う形で進めました。
 切り抜き新聞はグループごとに「勇気」か、「きずな」をテーマに1人1つの記事を選び、大きな紙にはります。どれがトップ記事かを決めるのですが、その基準は「よりテーマを表している記事はどれか?」です。メンバー同士でプレゼンテーションをし合います。両方の切り抜き新聞に琉球ゴールデンキングスの優勝報告の記事が入っているのが印象的でした。

 協議会では、キャリア教育にNIEを取り入れてみようと構想されていて、まずは自分たちで体験してみようと企画していただきました。

就職フォーラムで読み方講座をしました

 2月26日、沖縄タイムス社が主催する合同企業説明会、就職フォーラム(沖縄コンベンションセンター)で新聞読み方講座を持ちました。企業のブースを回る傍ら、新聞に興味をもってくださった就活生に以下のような内容で話をしたり、簡単なワークショップをしました。ワークショップは大阪経済大の樋口克治教授の講義内容やご自身の日課を参考にしました。WS2ではその場で選んだ記事について、紹介し合ったり、考えたことを伝え合ったりしました。
フォーラムは4月11日にも開催されます。こちらからタイムス就職ナビにリンクします。

以下は当日配布したレジメに補足したもの。
~~がページの切れ目です。

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02140226就職フォーラム新聞読み方講座
 テーマ「流れの中でとらえ 発想の材料に」

1.新聞の仕組み
・一番重要な部品「見出し」(1)要点 (2)文字の大きさがニュース価値判断
・見出しの次に読む「リード(前文)」 (1)要約~ここだけ読めばほぼ分かる

2.新聞の特徴 他メディアとの比較
・一覧できる 日付で区切っている 昨日あったこと一覧
・雑多である 隣の記事との予期せぬ出会い 紙の辞書と同じ
・保存がきく
・切り貼り、書き込みができる

3.WSその1 知っている出来事はいくつ?
 初めは記事にある言葉の意味すら分からずとっつきにくいはず。
 出来事は連続しているので、文脈の中でとらえることが大事
 →紙面すべてを読む必要はない。
 →見出しだけ、関心あるものだけから始まり、そこから広がる

4.WSその2 気になる記事データベース
 今日の記事から見出しを書き、20字程度コメントをつけてみましょう
 コメントすることで記憶に残る 当時の考えが残る
 情報をより分け 興味・関心を見つけ 発想を広げる
 毎日1本で来年4月までに400本の自家製データベースができる
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WSその1
以下は沖縄タイムス2月の社説の「テーマ」と「見出し」です。
聞いたことがある程度でも知っているものにチェックしてみましょう

□ <STAP細胞>結実した若さの独創力
□ <失業率低下5.7%>質の改善も重要課題だ
□ <生活保護率2位>高齢者の貧困は深刻だ
□ <橋下大阪市長辞職>何のための出直し選か
□ <サッカー場汚染>基地内にも飛び火した
□ <島尻氏発言>国の強行 後押しするな
□ <14年度県予算案>総額に浮かれず検証を
□ <「建白書」来春廃棄>「言行不一致」の象徴だ
□ <春闘と非正規雇用>待遇改善に本腰入れよ
□ <拝啓 ケネディ大使>現地訪ね市長と会談を
□ <墜落跡に有害物質>疑念募る米軍の調査だ
□ <米大使・市長会談>切実な訴えは届いたか
□ <是正要求>教育現場の混乱避けよ
□ <「辺野古」で百条委>承認の疑念を解明せよ
□ <新国際線ターミナル>海外の潜在力取り込め
□ <国内最古の貝器>人類史の貴重な痕跡だ
□ <動きだした知事選>辞職せぬなら出馬せよ
□ <軍労務カード>活用放置は行政の怠慢
□ <調整メモ作成せず>承認過程が検証できぬ
□ <「辺野古」百条委>環境軽視に疑念深まる
□ <知事証人喚問>政治判断ではないのか
□ <集団的自衛権答弁>首相の独走を危惧する
□ <揺らぐ日米関係>首相の歴史認識がとげ
□ <教育委員会改革>政治介入の懸念が残る
□ <武器輸出新指針>平和主義を捨てるのか
  チェックの数 25日中 日
 ※応用 知っている出来事には、書かれていない人名、地名、関連する単語を書き加える
 意図:社説の一覧は、今問題になっていること、考えるべき事柄の一覧
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WSその2
【気なる記事データベース】
私の例
140218Tひと29面「現実の店舗にも普及/ビットコイン」(リスク高く、流行りで終わるか)
140224Tしま29面「母校に恩返し 演台贈る」(手に職。同時に誇りも手にできる社会になれば)
140224T海沖31面「いっこく堂「進化見せる」英語でネタ」(現地の言葉で伝えたいのは話芸ならでは)
140224T暮ら33面「女性選手 多い月経異常」(身体は将来の自分のものでもあるのだな)
140225T総合1面「タクシー4月に新運賃」(値段一緒でちくわの穴が大きくなる的な)
140225T経済9面「県産コスメ一堂に」(競合より「その場に行けばある」が魅力)
140225Tひと29面「米食べ脱メタボ」(一方で炭水化物抑制も。百家争鳴でも生きてる)
140225Tしま24面「「定置網丼」人気上昇中」(ネーミングの妙。ムロアジ丼より食指動く)
140226T経済9面「ビットコイン アクセス不能」(不能が通用するなら通貨になれないのでは?)
140226T社会39面「ネットバンク2300万円被害」(ネットに地理は無関係だが、身近に感じる)

日付+新聞名+面「見出し」(コメント)の形で今日の記事を選んでみましょう
 意図:新聞の継続的に読む動機付けに

ご入学おめでとう大会@宜野湾 新聞ふれあいコーナー

 9日、宜野湾市民会館で「ご入学おめでとう大会」がありました。舞台でのプログラムとは別に、ロビーでは新聞親しむコーナーもありました。親子向け紙面「ワラビー」から、好きなひらがらを探したり、紙面から答えを探すクイズなど。ワラビーとの記念撮影もありました。

 会場で配布した、新聞活用法を紹介したチラシはこちらからダウンロードできます(別窓で開きます)。

 

 

 

ご入学おめでとう大会向け新聞活用レシピ

 新小学校1年生向けのイベント「ご入学おめでとう大会」会場で配布しているチラシをPDFで掲載します。こちらから別窓で開きます。家庭で新聞活用レシピと銘打って、例を2つ挙げて説明しています。

 なお、次のご入学おめでとう大会は2月9日(日)午後1時半から宜野湾市民会館で。那覇会場(2月15、16日)は定員に達しました。

1月29日付「遊びながら学ぼ」のワークシート

 1月29日付「月刊NIE」の連載「遊びながら学ぼ」で使用したワークシートはこちらからダウンロードできます(別ウインドウで開く場合はこちら)。 授業でも活用いただける内容です。 これまでに使用したり、ほかのワークシートをまとめたページはこちらです。

スクラップコンテスト表彰式対象者の発表

 第3回沖縄県新聞スクラップコンテストは26日に最終審査を行いました。
  ひとまず、12月21日(土)の表彰式(11時から、タイムスホール)の出席対象となる県知事賞、県教育長賞、沖縄タイムス社賞の計36人を紙面掲載しました。記事はこちらから
 全入賞者は氏名確認の後、このサイトと特集紙面で掲載します。
 表彰式のご案内は受賞者に直接お送りします。問い合わせはこちらのフォームからお送りください。