県立那覇国際高校で17日、本紙記者を講師に招いた新聞講座があった。2年生44人が新聞の仕組みや読み方のこつを学び、当日の紙面から気になる記事を選んで意見を交換し合った。アンケートでは「見出しを読むだけで記事のだいたいの内容が分かることを知った」など講座前より新聞への関心が高まったとの回答が多かった。
社会部の具志堅学記者が全ページの見出しに目を通し、興味が湧いた記事を選んで全文読む方法を説明。3人グループになった生徒は記事を紹介し、意見を交換した。
原発事故の賠償で国民負担が794億円になるとの記事を選んだグループでは「安易に借金をしても東電は資金を生かせないのではないか」「私たちの世代が頑張って返していかなくてはならない」「自然災害なので何とも言えない」などの意見があった。生徒は講座の後、グループ内で出た意見を踏まえた意見文を書いた。
アンケートでは「友達の意見を取り入れて視野が広がった」「興味なかった記事も読んでみたら面白かったのでもっと読んでみたい」などの声があった。
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