「新聞は社会の入り口」 県内大学でNIE広がる 研究者・記者が活用法紹介

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 新聞を教育に活用するNIEを大学の講義に取り入れる動きが出てきた。就職活動に生かしたり、憲法に関連する記事を探すなどさまざまな取り組みが広がっている。講師は「社会と対話する道具」として新聞活用を進めている。

自分の意見を 沖縄国際大で就職活動向け新聞講座

 「毎日、読み続けていれば、情報が(頭の中に)たまっていって、つながってくる」
 大阪経済大学教授で名桜大学客員研究員の樋口克次さんは12月19日、市の沖縄国際大学で行った出前授業で、新聞を通じて社会が求める能力を身に付けることができると強調した。
 就職活動を控える学生50人に、雇用や労働、就職を希望する職種の記事をチェックするようアドバイス。毎日、15分程度とするなど時間を決めて読むことを勧め、時間がなければトップ記事の見出しを読むだけでもいいと、気軽な活用法を紹介した。「自分の意見をしっかり持つことが大事。卒業すれば社会と向き合わなければいけない。新聞はその入り口になる」と強調した

憲法と見比べ 沖縄女子短期大学でワークショップ

 「私たちの生きていく上での権利に関係があることは、憲法とつながっている。探してみて」。那覇市の沖縄女子短期大学では同20日、80人の学生が新聞記事から日本国憲法と関わりのあるものを見つけた。沖縄タイムス社会部の具志堅学記者が助言した。
 新聞をめくりながら、教科書や憲法の条文と見比べて記事を選んだ。
 聴覚障がいの男性がラジオ番組に出演した記事(本紙11月29日付)を選んだ学生は、人権について定めた第11、13、14条を当てはめて「障がいを持っている人がいろいろなことに挑戦することはいいこと」。別の学生は、「保育者を目指す私たちにとって何かできることがないかを考えることは大切」と感想を寄せた。
 講師を務める県NIE推進協議会会長の山内彰さんは「新聞は社会そのもの。これを通じて学んでほしい」と話した

就職活動を控えた学生に新聞の活用法を助言する樋口克次さん(左)=12月19日、宜野湾市の沖縄国際大学

 

 

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