上阪さんちのNIE(111)日本の教員、長い勤務時間

Share on Facebook

PTAや部活 先生大変

日本は勤務時間長すぎ

 日本の教員は国際的に見て勤務時間が長いことが分かりました。上阪雅英さん(46)、きらりさん(13)は、対策を立てる必要があると訴えます。

日本の教員、長い勤務時間

■2014年6月26日社会27面
 経済協力開発機構(OECD)は25日、中学校を対象に教員の勤務環境や指導状況を調査した国際教員指導環境調査の結果を公表した。1週間の仕事時間は日本が53・9時間で、参加した34カ国・地域で最も長かった。授業時間は参加国平均と同程度だったが、部活動の指導や事務作業に費やした時間が大きく上回った。

 

 

雅英さん▶PTAの話し合いできらりの担任と一緒だったよ。
きらりさん▶PTAや部活の話し合いはいつも夜だから、先生も大変だね。土曜日の朝、部活に行った時も先生が職員室にいたな。
雅英さん▶日本の先生は勤務時間が長すぎると記事になっているけど、ブラック企業並みの過酷さだ。
きらりさん▶ブラック企業ってなに?
雅英さん▶一言でいうと、社員を大切にしない会社のこと。安い給料で長時間働かせ、不満や愚痴を言ったら会社を辞めさせる。
きらりさん▶学校がブラック企業だったら、生徒も将来が不安になるよ。こんな大人になりたくないって。学校は子どもの夢をはぐくむ所なのに。
雅英さん▶国は学校教育を良くしたいなら、先生の声に耳を傾けないとね。そして、地域や保護者はサポート環境をつくっていこう。
きらりさん▶協力してね。
雅英さん▶沖縄の学校は学校と保護者の距離が近いから、大丈夫!

前の記事:
次の記事: