[スクラップ]好きな記事 集めて発表 浦添市販売店会 親子110人参加

 沖縄タイムス浦添市販売店会が主催する新聞スクラップ教室が7日、てだこホール多目的室であった。小学校低学年、高学年に分かれ、計110人の親子が好きな記事や写真を切り貼りして、作品を作った。

新聞から好きな写真や記事を切り抜いて台紙に貼っていく子どもたち=浦添市・てだこホール多目的室

 人前で表現する力を育てようと発表タイムも長く取った。同日付の「ワラビーDo科学」を選んだ伊佐真周君(当山小3年)は「使い終わったペットボトルがハエを捕まえるわなに使えることは知らなかったので勉強になった。自分で作ってみたい。新聞は読んでいてとても楽しい」と話した。
 真栄田薫君(浦添小4年)は、観光シーズン前の那覇空港の様子を取り上げた写真特集を紹介。「将来整備士になりたいので選んだ。スクラップ教室はとても楽しかった」と話した。

NIE事業推進室を開設しました

 沖縄タイムス社は5月から、編集局にNIE事業推進室を設置しました。紙面と事業運営の両輪で学校、家庭、地域の新聞活用を支援します。
 日曜日の親子向け新聞「ワラビー」、月1回の「月刊NIE」(毎月最終水曜日)などの紙面づくりと、スクラップ教室・コンテストや児童・生徒、教師向けの出前授業、地域での新聞活用講座などの事業を行います。
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エイサー記事にくぎ付け 新聞スクラップコンテスト沖縄市作品展

 第2回県新聞スクラップコンテストの沖縄市作品展示会(主催・沖縄タイムス社、沖縄タイムス沖縄市北谷町販売店会)が16日、沖縄市美原のコープ美里で始まった。18日まで。
 コンテストには、気になる記事に意見や感想を書き込んだ切り抜き新聞やスクラップノートなど2672点の応募があり、360点が入賞した。会場にはその中から市内の小学生の入賞作品22点が展示されている。
 見学に訪れた美里小4年の知念穂暉君(10)は、各地のエイサーの写真を集めた「エイサーのけんきゅう」ノートに興味津々。「沖縄にはこんなにエイサーを踊る青年会があったんだ」と感想を話した。
 ペンギンが脱走した記事と感想文を眺めていた同小4年の新垣健貴君(10)は「1年生が切り抜きしてるのはすごい。普段は4こま漫画をちょっと読むくらいだけど、次は僕もやってみたい」と語った。

スクラップコンテスト沖縄市展示会スタート

 第2回沖縄県新聞スクラップコンテストの沖縄市作品展が16日、コープ美里で始まりました。ノート、切り抜き、感想文の3部門で入賞した22点を展示しています。18日まで展示します。
 中でも特徴があるのは、越来小学校2年生の作品です。3枚つづりで構成され、うち1枚に新聞記事や写真を貼り付けてあります。内容は記事を読み解いたものあり、写真の主人公になりきって書いた物語ありで、ふつうの感想文とはひと味違います。
 祖父母世代の方が買い物の途中で足を止めて見ていただいたり、同年代の子がページをめくっている姿が見られました。買い物がてらお越しください。

キリ学、入学前 新聞切り抜き  AO合格者に課題

 沖縄キリスト教学院大学は、来春入学予定のAO(アドミッションズオフィス)試験合格者に対し、週2枚の新聞スクラップを課し、入学前に発表し合う取り組みを始めた。新聞記事を通して社会に目を向けることや、議論主体の大学の学習に慣れてもらうのが狙いだ。15日にあった最初の発表会では、オスプレイ配備や「英語漬け授業」など新聞の切り抜きを通して集めた情報を基に議論を深めた。(安里努)

 大学で中心となって取り組む照屋信治准教授によると、近年の学生の特徴として、「学力の基礎となる活字を読む力の低下」が見られるという。
 以前は課題図書を決めて読ませていたが「日々新しい情報に触れられる新聞の方が課題として適している」とし、来春入学者へ初めて導入を決めた。
 AO試験は一般に、入学試験だけに頼らず小論文や面接などで受験生の能力や目的意識などを評価する制度。通常の受験より、早く合格が決まるため、入学前に課題を出す例は多い。同大学では合格者60人に11~3月までスクラップづくりを課し、入学前に2度の発表会を開くことで、継続して学ぶことを期待する。
 15日の発表会では普天間高校の安座間彩希さん(17)が、オスプレイ配備に反対する大学生が活動する記事を選び、「私たちは基地問題にどう関わるべきか」と提起した。
 参加した学生から「基地自体に反対ではなく運動に参加できない。でも年配の人がゲート前で活動しているのを見ると心が痛い」などの意見もあり、安座間さんは「自分が考えなかった意見が出て刺激があった。大学生は大人と子どもの間の存在。頑張れば自分の意見を伝えられる」と大学生活を見据えていた。
 照屋准教授は「意見を交換して論文にまとめるのが大学。大学時代に新聞を集中して読んで、読み解けるようになってほしい」とアドバイスした。

自身で選んだ新聞スクラップを見せ合う入学予定者たち=西原町・沖縄キリスト教学院大学

受賞者33人を表彰 県新聞スクラップコンテスト

 第2回県新聞スクラップコンテスト(主催・沖縄タイムス社)の表彰式が1日、那覇市職員厚生会館であり、豊平良孝沖縄タイムス社長が県知事賞、県教育長賞、沖縄タイムス社長賞の受賞者33人に賞状と記念品を贈った。今回はノート、切り抜き新聞、新聞感想文の3部門に県内の小中高校生や専修学校生から計2672点の応募があった。
 豊平社長は「日ごろ新聞を読んで気付いたことが作品に取り上げられている。発想豊かなものばかりだ。これからも新聞を活用して感性を磨いてほしい」と受賞者を激励した。
 切り抜き部門で県教育長賞に選ばれた長嶺小4年の銘苅迅音(はやと)君(9)は、沖縄の年中行事の記事を月ごとに整理。「ハーリーの船や獅子舞には、たくさんの種類があることが分かった。これからもスクラップを続けたい」と喜んでいた。
 優秀賞以上の上位66作品は2日午後6時まで、那覇市おもろまちの沖縄タイムス社1階で展示する。

【2012年12月9日追加】全入賞者名簿はこちら

スクラップコンテスト:表彰式がありました

 第2回沖縄県新聞スクラップコンテストの表彰式を1日、那覇市内で行いました。沖縄県知事賞、沖縄県教育長賞、沖縄タイムス社賞の33人のうち26人の出席をいただき、表彰状を手渡すことができました。
 式の後は作品を展示した沖縄タイムス社1階ギャラリーで作品を囲みながらの取材もあり、作品を輝かせた工夫の秘密などが語られて賑やかでした。
 県知事賞受賞者のコメントなどは9日付ワラビーで特集。合わせて同じワラビーで全受賞者のお名前も掲載します。これから作品の返却、優秀賞以下の賞状の作成・発送に取り掛かります。問い合わせはこちらまで。