切り抜き新聞づくり講座をしました うるま市グッジョブ連携協議会スタッフ向け

 5月27日、うるま市でキャリア教育や就職支援活動をしている「うるま市グッジョブ連携協議会」のスタッフ向けに新聞読み方講座、切り抜き新聞ワークショップをしました。

 まず、全ページの見出しだけを5分から10分かけて読みます。一番気になった記事を1つ選んで、今度は記事全文を読みます。4人グループになって、それぞれが気になった記事の内容紹介、選んだ理由、記事へのコメントを順番に言います。試しには時間をはかってみると2分間は長かったです。コメント力を付けるなら、1分間に制限してみるといいかもしれません。この日はそんなに堅くせず、思うまま発表し、ほかの人も意見を言い合う形で進めました。
 切り抜き新聞はグループごとに「勇気」か、「きずな」をテーマに1人1つの記事を選び、大きな紙にはります。どれがトップ記事かを決めるのですが、その基準は「よりテーマを表している記事はどれか?」です。メンバー同士でプレゼンテーションをし合います。両方の切り抜き新聞に琉球ゴールデンキングスの優勝報告の記事が入っているのが印象的でした。

 協議会では、キャリア教育にNIEを取り入れてみようと構想されていて、まずは自分たちで体験してみようと企画していただきました。

[出前記者] 琉銀新人、新聞で会話弾む 本紙記者「速読」法を指南

 琉球銀行の新入行員向け新聞講座が23日、那覇市のりゅうぎん健保会館であった。グループワークでは記事の要約や自身の感想を伝え合い、互いの着眼点の違いや自分の考えを相手に伝える表現力の重要さを体感した。

選んだ記事の要約と意見を紹介し合う新入行員=23日、那覇市・りゅうぎん健保会館

 総合職の40人が参加する研修の一環。沖縄タイムス社編集局整理部の具志堅学記者が見出しを頼りに効率的に新聞を読む方法を伝えた。5分間で全ページの見出しだけを読むワークショップでは、環太平洋連携協定(TPP)交渉や労働時間制限の緩和など各自が気になった記事を選び、グループで意見交換した。
 比嘉雅海さん(22)は「みんな選ぶ記事が違っていて面白かった。同僚が記事の要点をつかんで説明しているのを聞いて、お客さまと話すときは表現力が大事だと思った」と話した。
 神里彩香さん(23)は「5分や10分で全部の見出しが読めるという目安が分かった。家では父が読む時間が長いので、時間を決めて貸してもらって読みたい」と話した。