学校で地域で新聞スクラップ教室 宜野湾・名護

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親の声掛け大切
嘉数小でスクラップ教室

幸地富代さん(奥右)と具志堅学記者(同左)が親子で続ける秘けつを伝えた嘉数小PTAのスクラップ教室=宜野湾市真栄原の同校

 夏休み初日の21日、宜野湾市立嘉数小学校PTA主催の新聞スクラップ教室が同校で開かれた。親子でスクラップづくりを続ける幸地富代さん(42)を招いたミニ講演もあり、幸地さんは「子どもは持続が難しい。記事を張れたことを認めてあげたくて毎日ノートにコメントを書き始めた」と親が声を掛け続ける大切さを話した。
 沖縄タイムス社読者局員や地域の販売店主らが進行。親子24組45人が参加し、新聞記事を基に話しながら作品を完成させた。
 子どもたちが作業する間、親は幸地さんの体験談に耳を傾けた。幸地さんは子ども新聞ワラビーで隔週、息子の功哲君(9)との新聞記事を基にした会話を連載している。編集を担当する具志堅学記者が幸地さんにインタビューする形で体験を伝えた。
 1年生の武仁(たけと)君と参加した大城恵美さん(42)は「親子で新聞を読むことはなかったのでいい機会になった。幸地さんの話を聞いて親子のコミュニケーションが取れているのがすごいと思った。まず1カ月、スクラップを続けてみたい」と話した。

 


ニュース身近に50人作品づくり
宜野湾市民図書館

 宜野湾市内で募集した新聞スクラップ教室(主催・沖縄タイムス社、同宜野湾販売店会)が22日、市民図書館で開かれた。親子50人余りがスクラップ作品づくりを楽しみながら、ニュースを身近に感じた=写真。
 本紙と日曜日発行のワラビーを使い、気になる記事を台紙に張って感想を書いた。パンダの赤ちゃんが死んだニュースや大リーグの話題など子どもの関心を集める記事のほか、地元普天間飛行場に配備が予定されているオスプレイの記事を切り抜く子もいた。
 渡名喜幼小中学校の水上運動会の記事を張ったのは石垣良太郎君(志真志小3年)。「海で運動会をするなんて初めて知った。僕も泳いでリレーをやってみたい。海で学芸会もいいな」と話した。


好きな記事集め自由研究に挑戦
名護・大西公民館

 沖縄タイムス販売店会北部連合会(島袋英子会長)は22日、第3回親子スクラップ教室を名護市の大西公民館で開いた。約50人の親子が参加し、それぞれ興味を持った記事を切り抜いてコメントを添えるなど、夏休みの自由研究としても活用できるスクラップの楽しさを学んだ=写真。
 高校野球の記事をスクラップした島袋秀吉君(羽地小6年)は「野球部なので切り抜いてみた。スクラップは初めてだったけど、楽しかった」と感想を語った。理科が好きという又吉恒太君(東江小4年)はグリーンランドの北極圏で氷河が赤く染まる「赤雪」の記事をスクラップ。「珍しいと思った。夏休みの間も面白い記事を切り抜き、自由研究に挑戦したい」と話していた。

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