宜野湾市立宜野湾小学校で20日、新聞の活用方法を学ぶ校内研修が開かれた。参加した教員約30人に、NIEアドバイザーの佐久間洋教諭(伊平屋小)が、日ごろの実践を紹介。記事の要点をまとめたり、感想を発表したりといった取り組みを「続けることが大切。社会性が育つ」と呼び掛けた。
佐久間教諭は、低学年と高学年に対する新聞の活用方法を説明。低学年の場合は好きな写真を選ばせ、コメントを考えてもらう方法が有効で「対話しながら取り組むと徐々に書く力が身に付く。楽しむこともできる」と語った。
高学年対象の取り組みとして、記事の見出しをそれぞれに考えてもらうことも提案。効果的な言葉を考え、話し合うことに加え、自分の意見を発表することがポイント、と話した。
実際に体験しながら、アイデアを練った1年生担任の大神田(おおかんだ)光代教諭は「子どもたちに記事を紹介すると、興味を示す。教師が続けることで、子どもも取り組むようになる」と実感した様子。5年生を受け持つ小浜司教諭は、日ごろのNIEに「保護者のコメント、意見も交えたりしながら、深めていきたい」と抱負を語った。
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