新聞を教育現場で活用するNIEの校内研修が24日、那覇市立石嶺小学校(平良瑞枝校長)であった。講師として招かれた本紙社会部の具志堅学記者が実践例を紹介し「写真や漫画を使った簡単な取り組みから始めて、子どもが新聞に親しめるようにしてほしい」と話した。
研修には教員20人が参加した。具志堅記者は、新聞から人物の写真を切り抜き、その人物が考えていそうなことを吹き出しに書き込む実践や、気になった記事について意見交換をする実践をワークショップ形式で紹介。バラバラにした4こま漫画を正しく並べ替える授業例なども示した。
新聞を通じて話し合い活動を重ねていくことで、子どもに読解力や表現力などを付けることが期待できるとして「興味・関心を広げ社会とつながるきっかけになる。継続的に取り組んでほしい」と話した。
前の記事:NIE「継続が大切」 宜野湾小で教員研修次の記事:見出し見て記事選ぶ 神原小でスクラップ授業