問題提起にやりがい 曙小6年生に本紙記者 出前授業

Share on Facebook

山城響記者(右)の話を聞く6年生児童=那覇市立曙小学校

 職業教育の一環として新聞記者の仕事について聞く授業が4日、曙小学校であった。6年生約60人を前に沖縄タイムス社会部の山城響記者(28)が、警察や那覇市政担当として体験した取材の例を話し「記事を書くことで物事が動いたり、問題提起ができたりしたときにやりがいを感じる」と話した。
 初めに120人余りいる沖縄タイムス記者の分担を説明。記事を書く以外にもレイアウトや校正を担当する記者がいることなどを伝えた。
 現在、那覇市政を担当する山城記者は、久茂地小学校の統合について教育委員会とPTAや地域の人たちの話し合いが深夜まで続いたことを伝え「両方の考えを伝え、問題を提起する役割が新聞にはある。話し合いの過程を報告していきたい」と話した。
 比嘉乃智(だいち)君は「那覇市は事件や事故の通報が多いことが分かった。記者は取材する人以外にまとめる人もいると初めて知った」と印象に残った点を話した。

前の記事:
次の記事: