家族間ツールに新聞 親向け講座で提案

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 NIE実践指定校のうるま市立中原小学校(安里禮子校長)で20日夕、「家族がつながるNIE」と題した親向けの講座があり、保護者十数人が家庭でコミュニケーションを取る道具として新聞を活用する方法を学んだ=写真。
 講師の兼松力NIEアドバイザー(大里中教諭)は、言語力が学力の基礎にあることを指摘し「子どもが新聞を開くには大人の仕掛けが必要。親が楽しんで新聞を読む姿を見せると子どもが興味を持つ」と家庭での取り組みを勧めた。
 家族がそれぞれの色を決めて関心ある記事に印を付けて意見交換するなど、新聞を読む習慣を付ける手法を具体的に伝えた。
 3年生の子を持つ世嘉良みゆきさん(47)は「世の中で起こっていることに興味を持たせたい。どうやって新聞を読ませたらいいか考えていたのでいい機会になった」と話した。
 11月3日に同校で開かれるNIE実践フォーラムの機運を高めようと開催された。
 次回は10月13日に予定している。

家庭での新聞活用法の例(講座から)
<色ペンを使ったファミリーフォーカス>
 1)何色かの色ペンを用意し、家族でそれぞれを色を決める
 2)各自がその日の新聞で気になる記事を自分の色で印をつける。
  例:忙しい朝は見出しを読むだけでOK
  例:見出しに色をつけたり、記事全体を囲むなど工夫して
 3)家族が集まった時に記事を話題に話す
  例:選んだ理由や読んだ感想を話のきっかけに
  例:親もたまには「教育的配慮」を忘れて、純粋な興味で選んで
  例:ほかの人が選びそうな記事は?という読み方も面白い
 【効果】
 ・子どもの興味関心が分かる
 ・子どもが親の興味関心を知る数少ない機会になる
 ・子どもの興味関心の変化が分かる
 ・記事の切り貼りより手間が少なく続けやすい
<新聞保管法の豆知識>
 2穴パンチで穴をあけ、ファイルではさんでおくと散らかりにくい
<スクラップのアイディア>
 小さい子なら写真集をつくるつもりで、動物や好きなものを集める。
 住んでいる地域の記事を集める。

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