県立総合教育センターのNIE出前講座が9日、北谷町立浜川小学校(伊良波聰校長)の5年生向けに行われた。本年度から始まったもので、児童・生徒向けと教師向け合わせて6月までの2か月間にすでに5件の依頼があり、NIEへの関心の高まりがうかがえる。
甲斐崇研究主事が講師を担当。この日は国語「新聞を読もう」単元の最初の授業として、新聞の仕組みや記事の特徴を学んだ。
1人1部ずつ持った新聞を全ページめくり、どんな情報が載っているか児童に挙げさせた。新聞の良さとして「読み返せる」「詳しく書いてある」などの声が上がった。教科書の物語文と比べることで、結論を先に書く新聞記事の特徴を確認した。
3組の城間あいさんは1〜3面の総合面に国内外のニュースが載っていることに気づいて発表した。「新聞のよいところが分かってよかった」と授業の感想を話した。
2組担任の伊元隆教諭は「家で新聞を取っている子もいない子も新聞の特徴を探していてよかった。昨年度から取り組んで子どもたちに新聞への抵抗感がなくなっているのを感じる」と話した。
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