夏休みに入って初めての日曜となった21日、糸満、宜野湾、名護の3市で沖縄タイムスの地域販売店会が主催する新聞スクラップ教室が開かれた。合わせて約210人の親子が参加し、切り抜いた記事を話題にコミュニケーションを深めた。
初めて開催した糸満市販売店会の教室(市生涯学習支援センター)には90人余りが訪れた。琉球舞踊を習って3年の與那覇優さん(潮平小2年)は恋の歌を集めた琉舞の図解記事を切り抜いた。「自分が好きな曲以外にもいろんな歌や踊りがあることが分かった」とうれしそうに話した。
4年目の開催となる宜野湾市販売店会の教室(市民図書館)には約60人が参加。ロシアで四角いスイカが8万5千円で売られている記事を選んだ米(よね)彩圭(あやか)さん(普天間第二小6年)は「新聞はあまり読まなかったけど、面白い記事がいっぱいあった。これからは毎日読みたい」と記事との出合いを楽しんだ。
金武・宜野座以北の販売店連合会が開いた教室(名護市大西区公民館)は60人余りが紙面の仕組みなどの講話を聞いた後、製作開始。野球部に入っている糸村昌真君(金武小3年)は県高校野球準決勝の記事に注目した。「美里工業が2アウトから7点も取って勝ったのが分かった。すごい」と試合展開を読み取っていた。
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