「教科書より楽しい」新聞 静岡でNIE全国大会開幕

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 【静岡市で具志堅学】第18回NIE全国大会静岡大会(主催・
新聞協会)が25日、静岡市内で開幕した。教育の現場で新聞活用
を進める教員や研究者ら1300人余が全国から集い、NIE活動
の裾野を広げようと討議する。シンポジウムでは教員と小中高生が
登壇。「子ども同士で新聞の良さを伝えていきたい」「教科書で授
業するよりも楽しい」など子どもの視点で提言があった。

全国から教員や研究者ら1321人が集い新聞活用に ついて話し合ったNIE全国大会=25日、静岡県コンベンション アーツセンター

 静岡市は新聞協会が1985年、初めてNIEを提唱した発祥の
地。
 大会では原点に戻り、誰もが無理なく取り組むことができる「や
さしいNIE」を目標にした。最終日の26日は公開授業や実践発
表がある。
 シンポでは、教員が記事の活用で戸惑う現状が紹介された。子ど
もの関心を引き出すために記者が授業することや、分かりやすい表
現で記事を書いてほしいなどの要望もあった。
 清水東高2年生で校内新聞を作っている山内花緒(かお)さんは
「新聞は、どんな授業でも朝の会でも帰りの会でも使うことができ
る。学校で面白さに気付けば、家でも読みたいと思うはずだ」と報
告。
 浜松市立積志(せきし)中教諭の高塚陽子さんは「3人の子ども
たちが、大勢の大人の前で堂々と話せるように育ったということが
(NIEの)成果」と感激していた。

【サイト追加情報】8月3日(土)付の特集紙面で詳しくお伝えします。

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