古来の姿残す生物に驚き
自然や環境守っていこう
沖縄こども環境調査隊の特集に注目した、上阪主税君(14)と、きらりさん(12)。自然の豊かさを学びながら、守る方法を考えました。
美しい琉球弧 未来へ
■2013年9月15日広告特集16・17面
沖縄こども環境調査隊2013のシンポジウム「地球の声を伝えよう~琉球弧の豊かな生物と自然のかかわり」(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)が7日、那覇市のタイムスホールで開かれた。7月30日~8月2日の3泊4日の日程で、奄美の海や山などの環境問題を調査した隊員8人は、奄美の自然を通して、琉球弧に共通する課題と解決のための決意を宣言した。
きらりさん▶アマミノクロウサギって初めて聞いたね。
主税くん▶2日に1度、母ウサギが食事を与えに5分間だけ赤ちゃんの巣にやってきて、食べさせ終わったらまた巣を埋めて、赤ちゃんを隠す生態にはびっくりしたね。
きらりさん▶お母さんもいなくて、真っ暗で、怖くないのかな?
主税くん▶それが生きた化石と呼ばれるアマミノクロウサギが、古来の姿のまま生き残れた理由の一つだと思うよ。
きらりさん▶なぜアマミノクロウサギが奄美に、ヤンバルクイナがやんばるに、イリオモテヤマネコは西表島だけに住んでいると思う?
主税くん▶生き延びる条件がピッタリ合ったんだと思うよ。
きらりさん▶それぞれに大自然が残っているよ。その環境にしか生きられないとしたら、人間が自然を壊してはいけないね。
主税くん▶僕たちができることってなんだろう?
きらりさん▶環境調査隊の宣言文を守っていけばいいと思うよ。
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