朝の15分 新聞タイム 本紙「読もうよNIE」読み聞かせ 天底小 集中力引き出す

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 今帰仁村立天底小学校(座間味靖校長)の6年生が10月から毎週木曜日朝に、沖縄タイムスで毎日掲載しているふりがな付き記事「読もうよNIE」を活用して、読み聞かせに取り組んでいる。児童の集中力を引き出し、豊富なニュースで興味関心を喚起できると好評だ。

嘉陽敬土君(右)が読む記事を集中して聴く6年生たち=3日、今帰仁村・天底小学校

 午前8時15~30分の朝の読み聞かせ「ゆんたく天底タイム」の時間を活用。A4判のワークシートに貼り付けた記事を、図書委員長の嘉陽敬土(たかと)君が読み上げ、続いて児童各自が改めて記事を読む。さらに、記事から出題された、ミニクイズに答えるというもの。
 この日の記事は、9月15日付の「平和願う歌声高らか」という、対馬丸記念館であった合唱交流の記事。児童らは、見出しや1行感想を書くなど熱心に取り組んだ。
 担任の大城仁教諭は図書委員会を中心の取り組みで、同級生が記事を読むことで児童たちがとても集中して聞いているといい、「新聞を取っている家庭は、クラスでも半数ぐらい。この取り組みは、新聞に親しむよい機会になる。記事の種類も多様なため、児童の興味関心を喚起できる。これからも継続していきたい」と話した。
 記事を読んだ嘉陽君は「家で読む練習をしたが、読みがながふられているので、読みやすかった」と笑顔で話した。仲村周真君は「聞く、読む、書くを組み合わせていたので、おもしろい」と楽しんでいた。(赤嶺幸代通信員)

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