和食 見た目も大事なんだ
器にも意味 五感で楽しむ
和食が無形文化遺産に登録されました。世界に認められ、その喜びをかみしめる幸地富代さん(43)と功哲君(11)。和食の良さについて語ります。
和食 無形遺産に登録
■2013年12月5日25面・ひとまち
文化庁に入った連絡によると、アゼルバイジャン・バクーで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は4日、政府が無形文化遺産に提案した「和食 日本人の伝統的な食文化」について、事前審査機関の勧告通り登録することを決めた。
富代さん▶和食が無形遺産に決まったって! 世界に認められたのか~。
功哲君▶有名な和食って? すしとか?
富代さん▶“スキヤキ”って歌もあるよ。『上を向いて~歩こう~♪』。これ“スキヤキ”ってタイトル。
功哲君▶そうなの? 面白い! 他には?
富代さん▶豆腐やラーメンも人気だって。ヘルシーで見た目も繊細。季節の料理や旬の食材を使うのは、四季のある日本の感性が和食に表れている証拠だよね。
功哲君▶見た目も大事ってことか。
富代さん▶五感で楽しむ料理だから器にもこだわってる。意味があるから奥深い。ほら! おせち料理にも日本の伝統料理が入っていて、意味があるでしょ?
功哲君▶あー、お母さんがお正月にはいつも作ってるよね。田作りとか、黒豆とか…。おいしく食べたらみんな喜こんぶ!
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