上阪さんちのNIE(119)蹴られた女生徒「歩くのが怖い」

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全盲の女生徒が蹴られる

嫌な気持ちになる事件

 全盲の女子生徒が埼玉県内の駅で脚を蹴られるという事件に、同世代の上阪主税君(14)ときらりさん(13)は怒り、女子生徒に思いを寄せます。

蹴られた女生徒「歩くのが怖い」

■2014年9月11日社会29面
 埼玉県川越市のJR川越駅で8日、何者かに脚を蹴られてけがをした全盲の女子生徒が10日、学校で報道陣の取材に応じ「人とぶつかることはあるけれど、まさか蹴られるとは思わなかった。一人で歩くのが怖い」とおびえた様子で話した。川越署は傷害容疑などを視野に捜査を始めた。

 きらりさん▶ぐしゃぐしゃに丸めて、なかったことにしたい記事に出合うことがあるけど、この記事も読んだ後ずっと嫌な気持ちのまま。
主税君▶想像もしたくない陰険な事件だよね。盲導犬にフォークを刺した事件も、同一人物かも。
きらりさん▶犯人は学校で、障がいを持つお友達と接する機会が無かったんじゃない? 困ってるお友達に「大丈夫?」って声をかけずに大人になったんだよ!
主税君▶犯人が大人か分からないけど、目の見えない女の子を蹴るなんて弱虫なことは間違いない。
きらりさん▶かわいそうに「歩くのが怖い」って。手をつないで一緒に歩いてあげたい。
主税君▶女の子同士だからできる優しさだね。
きらりさん▶男の子もできることはたくさんあるよ。車いすを利用しているそうだから、階段で助けたり、障害物をのけたり。みんなで助け合うと、目が見えないことも障がいではなくて個性に変わるかもね。
主税君▶早く元気になるといいね。

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