対象 小学校低学年
教科 国語・総合学習
指導時間 1時間
【ねらい】
「何て言ってるのか想像してみて」。児童にはそう伝えて、授業に取り組んでいます。
切り抜く写真を選ぶために、新聞を最後までめくる作業が必要になります。児童・生徒に新聞を開く習慣をつけるきっかけになるのではないでしょうか。
【ポイント】
人物が写っている写真を「自分の好きなもの」「興味があるもの」「気に なるもの」を基準に選んでもらいます。吹き出しの中に「何を書いたらいいの?」と問う生徒もいますが「何でもいいよ」と答えています。写真の背景部分にも注目するよう助言するなど、想像力をふくらませるように心がけています。
吹き出しに書き込む文字数は8~12文字にしています。文字を制限することで思考する要素を加えています。
最初の授業では、より親しみやすくするために写真だけを対象にします。
切り抜く対象を写真と記事の両方にすると、吹き出しの内容は、記事の中身に合わせたものになり、より深
い思考を要求される内容になります。
あまり文章が長いものを選ばせずに「分かる範囲でいいから見出しや記事も読んでごらん」と伝えます。
【実践を終えて】
子どもたちは「新聞には、いろいろなことが書いてあるんだ」「記事を読むと、写真だけでは分からないこ
とが、たくさんあった」と感想を述べていました。
授業の手順
(1)全員に新聞を配る
新聞とワークシートを全員に一部ずつ配る。生徒に家庭から持ち寄ってもらってもいい。
(2)写真を選ぶ
新聞をめくりながら10分くらいでお気に入りの写真を選ぶ。写真は一部でなく全体を切り抜く。
(3)セリフを書き込む
吹き出しの形に切った紙を3枚ずつ全員に配る。吹き出しにセリフを書き込む。
(4)台紙に貼る
写真をワークシート(台紙)に貼る。3枚の吹き出しのうち、気に入ったものを貼り付ける。
(5)発表
学級全体や4~5人のグループの中で(1)記事を選んだ理由(2)書き込んだセリフの説明(3)感想―を発表。台紙にも感想を書き込んでもらう。
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