島袋さんちのNIE(39)読み聞かせ/尖閣 日本人10人上陸

上陸で問題になっているね

外国は何で文句言うのかな

 尖閣諸島など領土をめぐる問題が次々に起こっています。島袋敦也君(14)と久仁人さん(49)親子も深刻な問題だと感じています。

尖閣 日本人10人上陸

■2012年8月21日付総合1面
 【石垣】尖閣諸島・魚釣島に19日、東京都議や兵庫県議ら日本人10人が船から泳いで上陸した。約2時間滞在し、灯台などに日の丸4枚を掲げた。

久仁人さん▶敦也、尖閣諸島の魚釣島で何が起こっているか知ってる?
敦也君▶この島は自分たちのものとか言って中国人が上陸したんでしょ。
久仁人さん▶そう。今度は日本人が上陸して問題になっている。
敦也君▶日本人の所有者がいるって。東京都が購入するとか。だから日本の島なんでしょ。なんで外国から文句言われるのか。わからんなぁー。
久仁人さん▶そもそも、この島を日本の領土と中国などが認めていた時期があった。でも、この島の周りには海底資源や海産資源が豊富だとわかった時から自分たちの島だと主張してきたらしいな。
敦也君▶あー、日本はその時に海底資源を採っていればよかったんじゃないかな。時間空けてたから、こうなったのかも。
久仁人さん▶なるほど。騒ぎはしばらく続きそうだよ。

見出し見て記事選ぶ 神原小でスクラップ授業

 新聞スクラップを行う授業が8月28、29日、那覇市立神原小学校(池間生子校長)であった。5、6年生全4クラスの児童が興味を持った記事を切り抜き、感想などを書き込んだあと意見発表した。沖縄タイムス社読者局員と地域の販売店主が指導に当たった。

 28日の5年2組の授業では、見出しを頼りに興味のある記事を選ぶ作業からスタート。隣の子と意見を交換しながら楽しそうに新聞をめくっていた。同日の1面トップに掲載された台風15号関連の記事を選ぶ子が多かった。

新聞を開き、見出しを頼りに興味のある記事を探す子どもたち=那覇市立神原小学校

 子ども新聞ワラビーの、あめ細工の職人を紹介した記事を選んだ新城健斗君(11)は、あめが固まるまでの3分間で作品づくりをすることに感心。「ぼくもやってみたいと思った」と意見発表。「新聞を読んで、台風とかオスプレイの問題とか沖縄のいろいろな状況が分かって面白かった」と話した。

神原小の授業で新聞スクラップ

 8月28、29日、那覇市の神原小学校の授業で新聞スクラップに取り組んでもらいました。記事からいつ、どこで、誰が何をしたという要素を書き出して、感想を書くワークシートを使いました。ワークシートはこちらからダウンロードできます。

 6年2組の男の子は「今まで何となく読んでいたけど、考えながら読んで感想を持つのが大事だと思った」と授業の感想を話してくれました。

 新聞スクラップの授業は来週は4年生対象に行われます。

浜川小学校、大里中学校に県指定校認定書

 8月28日、沖縄県NIE推進協議会の山内彰会長から、北谷町立浜川小学校(伊良波總校長)、南城市立大里中学校(大城朗校長)に県実践指定校の認定書が手渡されました。県指定校は沖縄タイムス社と琉球新報社による指定で、両紙が6か月ずつ提供されます。両校にはNIEアドバイザーの甲斐崇教諭(浜川小)、兼松力教諭(大里中)が所属しています。

山内会長(左から2人目)から認定書を受ける浜川小の伊良波校長(同3人目)

 山内会長は両校で「NIEは学校の外の新聞社と手を取って子どもを伸ばしていこうという取り組み。指定を生かして実践してほしい」と激励。また校外の研修に講師として招かれることが多いアドバイザーの両教諭の活動に理解を求めました。

 浜川小学校の伊良波校長は「課程の中に位置付けたい。朝の活動に新聞を読むことを取り入れることも考えたい」と話していました。

山内会長から認定書を受ける大里中の大城校長(右)

 大里中の大城校長は、卒業生のスポーツでの活躍、青少年が関係する事件などの記事をスライドにして校長講話の中で使う取り組みを紹介。「記事を初めに見せることで生徒たちの食いつきがいい」と活用法を話していました。

 大里中の廊下にはロンドンオリンピックの特集紙面が張り出され、生徒たちが足を止めて見入っていました。

ロンドン五輪特集紙面が掲示された大里中学校

 

 

 

 

石嶺小でNIE研修 本紙記者 教員に実践例紹介

NIEのワークショップで気になった記事を紹介しながら意見交換する教員=那覇市立石嶺小学校

 新聞を教育現場で活用するNIEの校内研修が24日、那覇市立石嶺小学校(平良瑞枝校長)であった。講師として招かれた本紙社会部の具志堅学記者が実践例を紹介し「写真や漫画を使った簡単な取り組みから始めて、子どもが新聞に親しめるようにしてほしい」と話した。

 研修には教員20人が参加した。具志堅記者は、新聞から人物の写真を切り抜き、その人物が考えていそうなことを吹き出しに書き込む実践や、気になった記事について意見交換をする実践をワークショップ形式で紹介。バラバラにした4こま漫画を正しく並べ替える授業例なども示した。

 新聞を通じて話し合い活動を重ねていくことで、子どもに読解力や表現力などを付けることが期待できるとして「興味・関心を広げ社会とつながるきっかけになる。継続的に取り組んでほしい」と話した。

NIE「継続が大切」  宜野湾小で教員研修

記事を読んで、自分なりにつけた見出しを発表し合う宜野湾小の教師たち=同校

 宜野湾市立宜野湾小学校で20日、新聞の活用方法を学ぶ校内研修が開かれた。参加した教員約30人に、NIEアドバイザーの佐久間洋教諭(伊平屋小)が、日ごろの実践を紹介。記事の要点をまとめたり、感想を発表したりといった取り組みを「続けることが大切。社会性が育つ」と呼び掛けた。
 佐久間教諭は、低学年と高学年に対する新聞の活用方法を説明。低学年の場合は好きな写真を選ばせ、コメントを考えてもらう方法が有効で「対話しながら取り組むと徐々に書く力が身に付く。楽しむこともできる」と語った。
 高学年対象の取り組みとして、記事の見出しをそれぞれに考えてもらうことも提案。効果的な言葉を考え、話し合うことに加え、自分の意見を発表することがポイント、と話した。
 実際に体験しながら、アイデアを練った1年生担任の大神田(おおかんだ)光代教諭は「子どもたちに記事を紹介すると、興味を示す。教師が続けることで、子どもも取り組むようになる」と実感した様子。5年生を受け持つ小浜司教諭は、日ごろのNIEに「保護者のコメント、意見も交えたりしながら、深めていきたい」と抱負を語った。

幸地さんちのNIE (38)スクラップ/熱いぜ消防士ポストカード

消防士さんムッキムキー

MESH支援カードだよ

 民間救急ヘリの支援に立ち上がった消防士の心意気と肉体美に、幸地功哲君(9)と母親の富代さん(42)は感心しきりです。

熱いぜ消防士ポストカード

■2012年8月12日付くらし面
 現役消防士が鍛え抜いた体を披露したポストカードが注目を浴びている。民間の救急ヘリコプター「MESH(メッシュ)」の運営費捻出のため、沖縄FFCP(ファイヤーファイターズ・カレンダープロジェクト)が取り組むものだ。昨年、消防士がモデルとなり制作したカレンダーが好評だったことから、ポストカードを作り支援を継続することにした。

功哲君▶なんだ~この人たち! ムッキムキ~。
富代さん▶MESH支援策で前回はカレンダーの売り上げ420万円を寄付したそうだよ。
功哲君▶MESHって?
富代さん▶前に見たことあるでしょう。
功哲君▶名護の港に止まってたやつだ。あの時、すぐ飛んで行っちゃった。病人が乗ってたのかな?
富代さん▶MESHのヘリは多くの人の命を助けているけど、同じように命を助けている消防士さんが、そのサポートに立ち上がってくれているんだよ。
功哲君▶スポーツ選手みたいな筋肉だよ。アイドルでもないのに、カレンダーやカードが売れてるんだから…。よし、お母さんもやせたら?
富代さん▶そりゃやせたいけど、何のために?
功哲君▶うちのMESH(めし)を減らすため~。