避難生活 つらさ分かる
心の優しさ 生きてるね
息子の島袋敦也君(13)に福島県出身の中学生の投稿を紹介した久仁人さん(48)。話題は、沖縄県民の心根の優しさに広がりました。
沖縄の皆さんありがとう
■2012年3月30日付オピニオン面 寄稿
去年の3月11日、僕たちの福島の生活は大きく変わりました。今まで当たり前だと思っていたことができなくなってしまいました。余震と放射能もれの不安な日々が続く中、僕に転機が訪れます。
久仁人さん▶敦也、北中城中に転校してきた福島の中学生の投稿があるよ。読んでごらん。
敦也君▶福島の被災地の子どもたちが、全国に避難しているよね。友達ともバラバラになって、かわいそう。
久仁人さん▶そうだな。
敦也君▶記事の中では、千葉海澄君は、沖縄が大好きで離れたくないけど、仕方ない。そのつらい気持ちがじーんと来るな。それと、イチャリバチョーデーの心がすごい。
久仁人さん▶敦也と同じ年頃の子どもたちにも、しっかり、その心が生きているね。
敦也君▶景色の良さと学校の雰囲気で北中城を選んだんだって。
久仁人さん▶北中城は地産地消を大事にした給食を作っていて、おいしいと評判だ。
敦也君▶地産地消って何?
久仁人さん▶地元で作った食材を地元で食べているということ。
敦也君▶なるほど。その給食、食べてみたいなぁ。
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