【伊平屋】伊平屋小学校と野甫小学校教職員14人が7月25日、伊平屋小学校でNIE教育について校内研修を行った。伊平屋小教諭でNIEアドバイザーの佐久間洋教諭が講師となり、NIEの歴史や新聞の読み方、信頼性などの新聞の優位性について説明。教職員は実践を通して新聞の活用法などを学んだ。
実践では新聞の見出しや写真だけを5分間見て、気になった記事について隣の人と意見を交換した。見出しや写真だけでも記事の内容が把握できることや意見交換から会話が生まれ、話す力や思考力などが身につくことを学んだ。
気になった写真を選び、その写真を選んだ理由や吹き出しを利用し、写真の人物・動物が何を言っているかなどを書くという低学年向けのワークショップでは、想像力や言語力、書く力などの能力も高まることなどが説明された。
実際に新聞を教材として活用している伊平屋小学校6年生では、3カ月間余りで書く力や話す力、社会性、表現力など大きく成長した姿が見られると紹介された。
佐久間教諭は「子どもたちを新聞に親しませること。そして、教師が新聞に関心を持ち、どのような記事が授業に取り入れやすいか考え、楽しみながら使うことが大切」と話した。(國吉由美通信員)
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