不登校の児童・生徒が通う適応指導教室の担当者の定例会が11日、県立総合教育センターで開かれ、新聞を活用するNIEの講義とワークショップも行われた。講師の甲斐崇教育センター研究主事は「新聞は他者や社会とつながることができ、適応教室に通う子の指導にも生かせる」と意義を解説した。
毎月の定例会の一部として県内12の教室から25人が参加。甲斐主事はNIEの優位性など基本的な講話をし、写真に吹き出しを付けたり、4こま漫画を並べ替えたり、物語文を書く実践などを紹介した。教育センター内にある教室てるしのの比嘉優子担任は「教室に来る子は気持ちを伝えるのが苦手だが、新聞の写真や漫画の力を借りて表現できそうだ」と手応えを感じた様子だった。
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