沖縄タイムスの南風原町、八重瀬町両販売店会主催の新聞スクラップ教室が4日、南風原町の津嘉山公民館で初めて開かれた。親子ら約110人が記事の切り抜きを通した新たな発見や知識の深まりを喜び、親子間のコミュニケーションを楽しんだ。
漫画家の大城さとしさんによる漫画教室もあり、大城さんが漫画の制作方法を丁寧にアドバイスした。
東風平小学校5年の金城陽登(はると)君(10)はゆいレール各駅でのしまくとぅばによる案内の記事を選んだ。「難しいけど、沖縄で使われてきた大事な言葉」とし、「新聞にはいろんな記事がある。社会のことも校内新聞を作る時の参考にしたい」と話した。
天体に興味があるという南風原小6年の照屋由姫乃(ゆめの)さん(11)は「隕石(いんせき)どうして落ちるの?」の図解記事を切り抜いた。「沖縄にも隕石が落ちてきたことがあるのかどうか調べてみたい」と意欲的だった。
漫画教室では大城さんが、執筆する際には「(労力が)10あるとしたら、8は話をつくることに集中している」と明かし、話づくりの上達のためには「よく勉強して、よく遊んで、家族や友達といっぱい話をすることが大事」とした。
津嘉山小3年の仲程こころさん(8)は「せりふを考えるのは大変だけど、お話を想像して描くのは面白い」と笑顔で話した。
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