教師向け講座「おきなわNIEセミナー」(主催・県NIE推進協議会)が28日、那覇市久茂地の沖縄タイムス社であり、教員ら16人が受講した。印象に残った記事について、3~4人のグループで意見を出し合うワークショップを体験。参加者は、視点の違いを実感しながら、ニュースへの理解を深めていた。
記事を選んだ理由と感想を表現することに加え、ほかの人がその記事を読んでどう思ったかも聞き取り、さらに考えをまとめた。多角的に考える力や、話す・聞く力などを養おうという狙いだ。
NIEアドバイザーの佐久間洋比屋根小教諭は、6年生での実践を紹介。1回の授業だけでなく、取り組みを継続することが大切、と呼び掛けた。
「子どもたちはスポーツの記事を選びがちなので、(さまざまな意見が出るよう)こちらである程度テーマを設ける必要がある」と感じていたという赤道小学校の嘉陽哲子教諭は「友人同士だけでなく、家族で話し合うことも有効。早速実践したい」と話した。
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