興南中学校2、3年生の計135人が9月28日、沖縄タイムス社会部の具志堅学記者を招いて新聞の特徴やスクラップ作成の要点を学んだ。当日付の新聞を読むワークショップを指導した具志堅記者は「新聞を読むことで社会とつながる。記事を通して意見交換して人間の幅を広げてほしい」と呼び掛けた。
具志堅記者は(1)本文の内容を短くまとめて伝える(2)文字の大きさでニュース価値の大きさを伝える-という見出しの役割を解説。時間がないときでも見出しを読むだけで大意が分かると話した。
社会科の授業で招いた。今後作品をつくり、第2回県新聞スクラップコンテスト(10月31日締め切り)に応募する予定。
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新聞スクラップで視野広がる 瀬長あおいさん【サイトオリジナル】
ふだんから新聞スクラップに取り組んでいる瀬長あおいさん(豊見城市立上田小学校4年生)の取り組みを紹介します。
あおいさんがスクラップを始めたきっかけは、2年前、2年生のときに参加したスクラップ教室でした。それまでも、お父さんが家で新聞を読む姿を見て、お父さんの次に新聞をめくっていたあおいさん。「ワラビーくいず」の答えを探して、紙面をめくるのが日課でした。
新聞を切り貼りして感想を書くスクラップ教室での体験が面白かったようで、家でも動物の写真を切り取って台紙に貼り、周りに絵を書くようになりました。
お母さんのさやかさん(38歳)との約束で、記事一つで1ポイントなどとポイント制にして、たまったらお菓子を買うなど続ける動機づけも持たせました。
2012年1月に募集があった第1回新聞スクラップコンテストに動物の記事をルーズリーフにまとめて応募し、優良賞を獲得しました。あおいさんは「ことしはもっと上の賞を取りたい」と張り切っています。
さやかさんは「初めは動物など好きなものだけ切り抜いていたけれど、だんだん視野が広がってきています」と話します。バレーボールを始めたこともあり、ロンドンオリンピックにも興味津々。サッカーで韓国の選手が竹島の領有権をアピールしたことから、ほかの国のことにも関心が向いているとか。身近なところから社会への関心を広げている様子が分かります。
【サイトオリジナル記事】
見出し見て記事選ぶ 神原小でスクラップ授業
新聞スクラップを行う授業が8月28、29日、那覇市立神原小学校(池間生子校長)であった。5、6年生全4クラスの児童が興味を持った記事を切り抜き、感想などを書き込んだあと意見発表した。沖縄タイムス社読者局員と地域の販売店主が指導に当たった。
28日の5年2組の授業では、見出しを頼りに興味のある記事を選ぶ作業からスタート。隣の子と意見を交換しながら楽しそうに新聞をめくっていた。同日の1面トップに掲載された台風15号関連の記事を選ぶ子が多かった。
子ども新聞ワラビーの、あめ細工の職人を紹介した記事を選んだ新城健斗君(11)は、あめが固まるまでの3分間で作品づくりをすることに感心。「ぼくもやってみたいと思った」と意見発表。「新聞を読んで、台風とかオスプレイの問題とか沖縄のいろいろな状況が分かって面白かった」と話した。
神原小の授業で新聞スクラップ
8月28、29日、那覇市の神原小学校の授業で新聞スクラップに取り組んでもらいました。記事からいつ、どこで、誰が何をしたという要素を書き出して、感想を書くワークシートを使いました。ワークシートはこちらからダウンロードできます。
6年2組の男の子は「今まで何となく読んでいたけど、考えながら読んで感想を持つのが大事だと思った」と授業の感想を話してくれました。
新聞スクラップの授業は来週は4年生対象に行われます。
神森小でスクラップ教室
浦添市立神森小学校PTA主催のスクラップ教室のお手伝いに行ってきました。20人あまりの小学生に参加してもらいました。
小さい子が多かったので、記事の要約や感想にはこだわらず、好きな写真や記事を台紙や画用紙に貼って飾り付けてもらうことにしました。
それでもできあがった作品は多彩。映画の広告やロボットを取り上げたワラビー記事、エイトマンなどのワラビー漫画を集めた子も。中にはワラビーのデザイン罫線を丁寧に切り抜いて飾りに使う子もいました。
お母さん方からは「人によってこんなに興味が違うなんて面白いですね」などという感想が聞かれました。このサイトでも掲載しているワークシートをお土産に持ち帰っていただきました。スクラップコンテストへの参加もお待ちしています。
[スクラップ教室]「興味ある記事 発見に楽しみ」コンテスト入賞 瀬長さん語る
沖縄タイムス豊見城市販売店会主催の新聞スクラップ教室が12日、市立中央公民館で開かれ、110人余りの親子が参加した=写真。
昨年度のコンテストで入賞した瀬長あおいさん(上田小4年)への公開インタビューもあり、瀬長さんは「好きな記事を見つけたときが一番楽しい」とスクラップの魅力を話した。母親のさやかさん(38)は「最初は漫画から読み始め、次第に視野が広がっている」と話した。
中ホールがいっぱいになるほどの盛況ぶり。見出しを読んで興味ある記事を見つけ、グループで紹介し合った後、台紙に貼って作品を完成させた。
五輪女子バレーボールで銅メダルを獲得した記事の写真を貼った金城真綾さん(伊良波小4年)は「写真からみんなが力を合わせたことが伝わってきた。バレー部に入るつもりなので、私も五輪でメダルを取りたい」と会場で感想を発表した。
学校で地域で新聞スクラップ教室 宜野湾・名護
親の声掛け大切
嘉数小でスクラップ教室
夏休み初日の21日、宜野湾市立嘉数小学校PTA主催の新聞スクラップ教室が同校で開かれた。親子でスクラップづくりを続ける幸地富代さん(42)を招いたミニ講演もあり、幸地さんは「子どもは持続が難しい。記事を張れたことを認めてあげたくて毎日ノートにコメントを書き始めた」と親が声を掛け続ける大切さを話した。
沖縄タイムス社読者局員や地域の販売店主らが進行。親子24組45人が参加し、新聞記事を基に話しながら作品を完成させた。
子どもたちが作業する間、親は幸地さんの体験談に耳を傾けた。幸地さんは子ども新聞ワラビーで隔週、息子の功哲君(9)との新聞記事を基にした会話を連載している。編集を担当する具志堅学記者が幸地さんにインタビューする形で体験を伝えた。
1年生の武仁(たけと)君と参加した大城恵美さん(42)は「親子で新聞を読むことはなかったのでいい機会になった。幸地さんの話を聞いて親子のコミュニケーションが取れているのがすごいと思った。まず1カ月、スクラップを続けてみたい」と話した。
ニュース身近に50人作品づくり
宜野湾市民図書館
宜野湾市内で募集した新聞スクラップ教室(主催・沖縄タイムス社、同宜野湾販売店会)が22日、市民図書館で開かれた。親子50人余りがスクラップ作品づくりを楽しみながら、ニュースを身近に感じた=写真。
本紙と日曜日発行のワラビーを使い、気になる記事を台紙に張って感想を書いた。パンダの赤ちゃんが死んだニュースや大リーグの話題など子どもの関心を集める記事のほか、地元普天間飛行場に配備が予定されているオスプレイの記事を切り抜く子もいた。
渡名喜幼小中学校の水上運動会の記事を張ったのは石垣良太郎君(志真志小3年)。「海で運動会をするなんて初めて知った。僕も泳いでリレーをやってみたい。海で学芸会もいいな」と話した。
好きな記事集め自由研究に挑戦
名護・大西公民館
沖縄タイムス販売店会北部連合会(島袋英子会長)は22日、第3回親子スクラップ教室を名護市の大西公民館で開いた。約50人の親子が参加し、それぞれ興味を持った記事を切り抜いてコメントを添えるなど、夏休みの自由研究としても活用できるスクラップの楽しさを学んだ=写真。
高校野球の記事をスクラップした島袋秀吉君(羽地小6年)は「野球部なので切り抜いてみた。スクラップは初めてだったけど、楽しかった」と感想を語った。理科が好きという又吉恒太君(東江小4年)はグリーンランドの北極圏で氷河が赤く染まる「赤雪」の記事をスクラップ。「珍しいと思った。夏休みの間も面白い記事を切り抜き、自由研究に挑戦したい」と話していた。