教育に新聞を活用するNIEの出前授業が24日、うるま市立赤道小学校(佐久本実校長)であり、本紙の具志堅学記者が、教員ら28人に実践例を紹介した。ワークショップを通して「新聞を授業で気軽に使って子どもの社会への関心を広げてほしい」と強調した。
同校の校内研修会の一環。新学習指導要領では、新聞を活用し、子どもたちが情報を集めて選択、解釈し、表現する力を求めている。具志堅記者は「最初は写真や漫画を使う実践で、子どもに慣れ親しんでもらうといい」と助言した。
授業の実践例では、グループ内で気になった記事について意見を交換したり、写真と記事を切り抜いて、被写体となった人物が言いたいセリフを考えた。
昨年からNIEに取り組んでいる嘉陽哲子(のりこ)教諭(43)は「4年生以下の学年で、どう新聞を使うかが課題だったが、写真の活用法が分かった」とヒントを得た様子だった。
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学校で地域で新聞スクラップ教室 宜野湾・名護
親の声掛け大切
嘉数小でスクラップ教室
夏休み初日の21日、宜野湾市立嘉数小学校PTA主催の新聞スクラップ教室が同校で開かれた。親子でスクラップづくりを続ける幸地富代さん(42)を招いたミニ講演もあり、幸地さんは「子どもは持続が難しい。記事を張れたことを認めてあげたくて毎日ノートにコメントを書き始めた」と親が声を掛け続ける大切さを話した。
沖縄タイムス社読者局員や地域の販売店主らが進行。親子24組45人が参加し、新聞記事を基に話しながら作品を完成させた。
子どもたちが作業する間、親は幸地さんの体験談に耳を傾けた。幸地さんは子ども新聞ワラビーで隔週、息子の功哲君(9)との新聞記事を基にした会話を連載している。編集を担当する具志堅学記者が幸地さんにインタビューする形で体験を伝えた。
1年生の武仁(たけと)君と参加した大城恵美さん(42)は「親子で新聞を読むことはなかったのでいい機会になった。幸地さんの話を聞いて親子のコミュニケーションが取れているのがすごいと思った。まず1カ月、スクラップを続けてみたい」と話した。
ニュース身近に50人作品づくり
宜野湾市民図書館
宜野湾市内で募集した新聞スクラップ教室(主催・沖縄タイムス社、同宜野湾販売店会)が22日、市民図書館で開かれた。親子50人余りがスクラップ作品づくりを楽しみながら、ニュースを身近に感じた=写真。
本紙と日曜日発行のワラビーを使い、気になる記事を台紙に張って感想を書いた。パンダの赤ちゃんが死んだニュースや大リーグの話題など子どもの関心を集める記事のほか、地元普天間飛行場に配備が予定されているオスプレイの記事を切り抜く子もいた。
渡名喜幼小中学校の水上運動会の記事を張ったのは石垣良太郎君(志真志小3年)。「海で運動会をするなんて初めて知った。僕も泳いでリレーをやってみたい。海で学芸会もいいな」と話した。
好きな記事集め自由研究に挑戦
名護・大西公民館
沖縄タイムス販売店会北部連合会(島袋英子会長)は22日、第3回親子スクラップ教室を名護市の大西公民館で開いた。約50人の親子が参加し、それぞれ興味を持った記事を切り抜いてコメントを添えるなど、夏休みの自由研究としても活用できるスクラップの楽しさを学んだ=写真。
高校野球の記事をスクラップした島袋秀吉君(羽地小6年)は「野球部なので切り抜いてみた。スクラップは初めてだったけど、楽しかった」と感想を語った。理科が好きという又吉恒太君(東江小4年)はグリーンランドの北極圏で氷河が赤く染まる「赤雪」の記事をスクラップ。「珍しいと思った。夏休みの間も面白い記事を切り抜き、自由研究に挑戦したい」と話していた。
「知りたい」を大切に うるま・中原小で講演
【うるま】本紙記者を招いた職業教育講演と新聞スクラップ教室が17日、市立中原小学校(安里禮子校長)で開かれた。6年生120人を前に話した玉城淳記者は「記者は大人になっても勉強できる楽しい仕事。知りたいという気持ちを大切にしてほしい」と話した。
玉城記者は、旧具志川支局にいた1996年の石油精製所爆発事故で深夜、早朝にも取材した経験や、これまで担当した警察、スポーツ、経済、現在の芸能担当の仕事内容を説明。「担当によって取材する相手や中身は違うが、人に会って話を聞くのは同じ。記者になるには人に聞くのを恐れないこと」と話した。
講演後に玉城記者に質問した赤嶺和花(のどか)さんは「大変なこともあるけど、書いた記事が載るのが楽しいんだろうなと思った」と記者のやりがいに想像をめぐらせた。
クラスに分かれたスクラップ教室も開かれ、この日の新聞から興味ある記事を切り抜いて感想を話し合った。大城亜利美さんは「新聞にいろんな情報が載っていることが分かってよかった」と話した。
幸地さんちのNIE(34)スクラップ/中国洞窟 最古の土器
2万年前の土器だって
生活も分かるらしいよ
世界最古の土器発見! 幸地功哲君(9)、富代さん(42)親子は「どう使っていたのだろう」と想像を膨らませました。
中国洞窟 最古の土器
■2012年6月29日付国際面
世界最古となる約2万年前の土器片を、中国・江西省の洞窟遺跡で発見したと、北京大や米国などの研究チームが6月29日付の米科学誌サイエンスに発表した。これまで日本を含む東アジア各地で見つかっていた、最古級の土器より2千~3千年古いという。洞窟からは280個以上の土器の破片が出土。多くに焦げた跡があり、チームは「現生人類の祖先が、料理に使ったのではないか」と推測している。
富代さん▶中国で世界一古い土器が見つかったんだね!
功哲君▶土器? この茶色のが? 模様があるよ。
富代さん▶焦げ跡もついているようだって。これで料理したのか、2万年前の人も。
功哲君▶どんな料理食べてたのかなぁ。
富代さん▶それが分かったら面白いだろうな~。この研究で、当時の生活をもっと知ることができるって。
功哲君▶野菜も肉も「ワイルドだろぅ」って食べてたんじゃないのか~。
富代さん▶ハハハ。ワイルドに食べてたけど、生でおなか痛くなっちゃって、火で加熱するようになったのかも。
功哲君▶生レバー!お母さん、食べられないね。
富代さん▶禁止になったね、牛の生レバー。昔は食べてたのかなぁ。私は鶏生レバー食べるよ、ワイルドに!
浦添と読谷でスクラップ教室
親子話し合い要約や感想も
浦添・てだこホール
【浦添】市内の沖縄タイムス販売店会が主催する新聞スクラップ教室が8日、てだこホール多目的室で開かれ、50人余りの小学生が参加した。親子で作業を進め、言葉の意味や記事の内容を親子で話し合う光景が見られた=写真。
新聞をめくり、気になった記事を切り抜いて、記事の要約や感想を書き加えていった。「謝罪の言葉 早口10秒」の見出しで興味を持ち、JR脱線事故の裁判の記事を選んだ子もいた。
めいと参加した上里美矢子さん(38)は「小さい子が新聞を開く機会はあまりないのでこういう場はうれしい。新聞を通してコミュニケーションを取れるのがいい」と話した。

ワラビー面使い思い思いの作品
古堅小で20人挑戦
【読谷】古堅小学校PTAが主催する新聞スクラップ教室が7日、同校で開かれた。低学年、高学年合わせて2 0人余りが新聞を開き、好きな写真や記事を台紙に貼って作品を完成させた=写真。
PTA役員を務める沖縄タイムス楚辺販売店の上地めぐみさんが講師になり、低学年はワラビー紙面を使い、好きな写真やイラストを切り抜いた。
6月24日付ワラビーの「モロチョの森」を切り抜いた米須沙希さん(3年)は「好きな花をあげるなんて優しい虫だと思った。スクラップは自分の考えを書けるのがいいと思った」と感想を話した。

学校で新聞活用広がる 教員向け研修会活況 記者の出前授業も増
新聞を教育に活用するNIEが、小学校の現場で広がりをみせている。新聞の活用が指導要領に明記されてから2年。教員向けの校内研修会のテーマに取り上げる学校が増え、授業でも児童が生き生き取り組む姿が目立つ。新聞協会が認定したNIEアドバイザーの甲斐崇教諭(北谷町立浜川小)は「読解力、表現力、社会性など幅広い力を育てる事ができる」と強調している。(具志堅学)

学校での新聞の活用法を紹介する浜川小の甲斐崇教諭(左から2人目)=沖縄市・コザ小学校
「県内にまた大型店舗ができたんだ」「このブドウおいしそうだね」。6日、沖縄市立コザ小学校(平田光秀校長)の校内研で教員たちは、新聞記事を題材に意見交換を行った。5分間で新聞のすべてのページの見出しだけを読み、気になった記事を紹介する実践。教員は意見交換を通じ、他者がどんなことに興味を持っているか分かることなどを体感した。
講師を務めた甲斐教諭は7月だけで5校の校内研に招かれた。現場の関心は高まっていると言えそうだ。
NIEは情報収集力、判断力、表現力などを重視し、明確な正解を要求する課題は少ない。島袋美保子教諭は「子どもが自由に楽しめ、どの子(の頑張り)も認めてあげられる」と手応えを感じた様子だった。
甲斐教諭は「楽しくなければNIEじゃない」と言う。浜川小に限らず、多くの授業で子どもが生き生きと取り組む姿がある。「新聞をめくれば、さまざまな出来事に出合える。それが子どもに興味や関心を持たせるのだろう」
学校やPTAから本紙の記者が講師を務める出前授業の要請も増え、新聞スクラップの講習会も盛況だ。
長年、NIEに取り組んできた兼松力教諭(南城市立大里中)は「沖縄の実践例は九州でもトップレベルにある。他府県のように行政との連携が進めば、もっと盛んになる」と話した。
NIE実践指定校
県内は5校認定
日本新聞協会は11日、教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の2012年度実践指定校として、全国554校を決定した。このうち、先進的な取り組みをしている学校などを「奨励枠」とし、県内の那覇市立小禄南小学校、沖縄市立越来小学校を含む20都道府県51校を認定した。
県内の実践校は奨励枠2校のほかに、沖縄市立コザ小学校、うるま市立中原小学校、沖縄アミークスインターナショナル(うるま市)の3校。
全国の実践校の内訳は、小学校228校、中学校186校、高校97校、小中併設3校、小中一貫8校、中高一貫25校、特別支援5校、高専2校となった。
沖縄タイムス、琉球新報の2紙が独自に指定する県指定校には、南城市立大里中学校、豊見城市立豊見城中学校、北谷町立浜川小学校、伊平屋村立伊平屋小学校、石垣市立伊野田小学校の5校が決定している。
島袋さんちのNIE(33)読み聞かせ /「米憲法文書」8億円で落札
223年前の本が8億円!
君の本も宝物になるかも
歴史的文書に8億円! 驚く敦也君(13)に、父親の久仁人さん(48)は、ものを大事に扱うことの大切さを知ってもらおうと…。
「米憲法文書」8億円で落札
2012年6月24日付総合面
【ニューヨーク共同】米国の初代大統領ジョージ・ワシントンが所有し、直筆のサインや走り書きが書き込まれた「合衆国憲法」条文を含む、製本された文書が22日、ニューヨークで競売にかけられ、982万6500ドル(約7億9千万円)で落札された。
久仁人さん▶敦也、ジョージ・ワシントンはどんな人か知ってる?
敦也君▶アメリカの初代大統領でしょ。
久仁人さん▶そうそう。223年前、大統領だったワシントンが署名や書き込みをした文書が、なんと8億円で落札されたとある。
敦也君▶1冊の本で8億円? そんなに価値があるものなの? その本をどんな人が買うのかなぁ。本棚に置けないでしょ。
久仁人さん▶歴史上重要なものを欲しい人は金額は関係ないみたいよ。
敦也君▶テレビで鑑定家がすごい金額をつけてたりするよね。僕の持っている物でも大事に持っていれば、
価値があがるかなぁ(笑)。
久仁人さん▶敦也が有名になったら、価値は上がっていくはずよ。まずは物を大事にしなさい。





