新聞を教育現場で活用するためのセミナーが27日、那覇市おもろまちの沖縄タイムス本社で開かれた。教員18人が授業内容を考えたり、切り抜き新聞のスクラップ作りを通して実践のノウハウを学んだ。
道徳や総合学習、学活などの授業を想定し、小、中学、高校の教員が一緒になって課題に取り組んだ。講師を務めたNIEアドバイザーの仲程俊浩豊見城中教諭は「新聞が学年や校種を超えて使える教材だということを知ってほしい」と説明した。
「夢・努力・笑顔」をテーマにしたグループは、プロ野球ドラフト会議で1位に指名された東浜巨投手を取り上げ、「なぜ笑っているのか」「どうやってプロ野球選手になれたのか」などと児童、生徒に問い掛ける授業案をつくった。
北中城小の草野一成教諭は「話し合っていくといろいろな活用法が出てきて楽しかった」と手応えを感じた様子だった。
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