11月30日のNIE実践フォーラム(主催・県NIE推進協議会)で公開授業を行う沖縄市立コザ小学校で20日、新聞記者を招いて紙面を読み比べる授業があった。授業後は教師らが反省点を出し合い、2か月後に迫ったフォーラムへの準備を進めた。
米軍の救難ヘリの墜落事故を報じる8月6日付の地元2紙を5年生が読み比べた。児童からは「写真が、広い範囲が燃えたことが分かるものと、火のアップで違う」「見出しの大きさ」などと挙げていった。
ゲスト教師で招かれた沖縄タイムスと琉球新報の記者は、大きな事故の取材には大勢の記者が関わることを説明。情報を集める段階と、見出しや写真選びの編集段階で紙面に違いが出ることを話した。
授業後、教師らは「読み比べで違いを挙げることはこれまでもやっている。なぜ違いが出るのか子どもたちに考えさせる時間がもっと必要だった」などと反省点を挙げていた。
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