沖縄と奈良と熊本をつなぎ、各地の新聞に掲載されたハッピーニュースを紹介し合う遠隔地間の交流授業が26日、うるま市立中原小学校であった。テレビ会議システムを通じて各校の子どもが選出されたニュースについて意見を交換した。
中原小6年の仲里怜馬君(11)は、離島フェアでハイビスカスから造ったリキュールの記事を紹介。奈良県の高校生からは「社員の笑顔が印象的で、いい会社だと思う。こんな会社ならこれからもっといい商品を開発することができると思う」という感想が出た。また「新聞は記事だけではなく、写真からも読み取れることがあることを知ってほしい」というアドバイスに児童がうなずく場面もあった。
中原小学校のほか、熊本県立桜木東小学校、奈良女子大学附属中等教育学校の生徒と、県立総合教育センターの甲斐崇研究主事が参加。スクリーンには四つの現場が映し出された。
中原小の島袋彩音さん(12)は「鹿の話やくまモンの話題、興味深いニュースがいっぱい聞けて面白かった。もっと他の県ともやってみたい」と話した。
甲斐研究主事は「今後はこの3校で一緒に新聞を作る取り組みを検討している。生徒たちが楽しんでいる様子を見て、手応えを感じた」と語った。
次の記事:授業に新聞 児童生き生き 県NIEフォーラム 教師ら効果や課題議論