[出前記者]取材のコツ 記者指南 首里中生 新聞制作で授業

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 那覇市立首里中学校(喜瀬乗英校長)で2日、本紙記者を講師に招いた出前授業があった。地域の人を取材して新聞を作るのを前に、1年生260人余りが記者の模擬インタビューを聞いたり、互いに質問し合ったりして学んだ。

喜瀬乗英校長(右)への模擬インタビューを見て学ぶ中学生=2日、那覇市・首里中

 体育館に集まった生徒は、沖縄タイムス政経部の篠原知恵記者(26)が喜瀬校長に教師になったきっかけなどを質問するのを聞いた。篠原記者は事前に学校のホームページで校長のあいさつ文を読み質問を考えたが「準備した質問に縛られずに話すことを楽しんでほしい」と助言した。
 インタビュー写真を撮影した写真部の田嶋正雄記者(42)は「座った相手を立ったまま撮ると見下した写真になる。相手の目線から撮るのが大事」と解説した。
 講話の後は、ペアになって「中学生になって楽しいこと」などをテーマにインタビューし合った。大城一輝君(12)は「話を広げていくのが難しかった。地域の人が仕事に感じているやりがいが伝わる新聞を作りたい」と話した。生徒らは夏休み明けに地域の人に取材し、新聞作りに取り組む。

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