[NIE・実践しんぶん活用](2)宜野湾小学校・佐久間洋先生 漫画並べてオチつけよう 読解・文章構成力を付ける せりふで流れを判断

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対象 小学校4年~
教科 国語、総合的な学習
指導時間 1時間

【ねらい】

子どもたちが親しんでいる漫画を使います。新聞を活用した授業の導入にふさわしい取り組みです。
文章から4こま漫画の組み立てを考えさせます。読解力をつける入り口になります。子どもたちが話し合う場を設定することで、自分の意見を持って発表するきっかけもつくります。

 

 

【ポイント】

子どもたちは「絵」からつながりを判断しがちです。授業の導入部分で「せりふを読み、4こま漫画を完成させよう」という目当てをしっかり確認します。また、机の間を回りながらも「文章から考えるんだよ」と繰り返し伝えます。
漫画は1こまずつ配るようにします。さらに物語の始まりである1こま目とオチがある4こま目は先に配らないようにします。これも絵に惑わされず、文章をしっかり読んでもらうためです。
グループ、さらにクラス全体でも答え合わせを行い、みんなで話し合う雰囲気づくりをします。大切なことは、自分の答えを持ち、さらにその答えに根拠をもたせることです。何通りか答えが出たら、グループ、全体で議論することが大切です。決して多数決では決めません。
1時間の授業で2、3回繰り返すことができると思います。子どもに身近なことがテーマになっている作品を選ぶといいと思います。

【実践を終えて】

漫画が好きな子が多いだけに、楽しんで取り組めました。意見発表も活発で、笑顔が絶えませんでした。

 

授業の手順

(1)漫画を1こまずつ配る

全員にあらかじめ切り離しておいた4こまマンガを1こまずつ配る。答え合わせのために各こまにA、B、C、Dなどの番号を付けておく。

(2)並べ直す

各こまの文章のつながりを意識させながら、正しく並べ直してもらう。2~3分でできるはず。

(3)グループで答え合わせ

机を向かい合わせにして4、5人のグループで答え合わせをする。異なる答えが出たら、話し合ってもらい、考えをまとめさせる。

(4)全体で答え合わせ

正しい順番を伝える。各グループで出た答えと、そう判断した理由を代表者に発表させる。異なる答えがあれば、ほかに意見を求めるなど、考えを深めてもらう。

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