第3回沖縄県新聞スクラップコンテストの一次審査を11日始めました。今回は2400点あまりの応募をいただきました。
現時点の審査・表彰日程をお知らせします。
【最終審査】11月26日(翌日紙面で表彰式対象者を発表)
【表彰式】12月21日(土)午前 タイムスホール(那覇市久茂地2-2-2)
※表彰式の前1週間をめどに優秀作品の展示をタイムスビルで行う予定です。
那覇市立小禄南小学校は4~6年生のクラブ活動に、新聞スクラップを取り入れている。5月から9月にかけて自然や平和、スポーツなど関心のあるテーマで記事を集め、感想や気づいた点、イラストも書き添えたスクラップ作品を完成させた。児童たちは活動を通して「新聞に興味を持った」「いろいろな記事を読んで勉強になった」と話している。
子どもたちは3、4人のグループでテーマを決め、スクラップに取り組んだ。6年の兼島上総(かずさ)君(12)らは「地域のことをあまり知らないな」と感じ、(1)地元で頑張っている人(2)自然に関する活動-を柱に、記事を集めた。
夏はハーリーの記事を多めにした。「中学生とかいろいろな人がハーリーを頑張っていると知って、いっぱい集めようと思った」と振り返る。続けるうちに面白さを感じた兼島君はスクラップを「宿題にも取り入れるようになった」。
瀬底美結さん(11)=6年=ら4人は、平和をテーマにした。まとめる際は、記事のポイントにマーカーを引いたり、要約文を載せたりして分かりやすくした。
週1回のクラブ活動の時間以外にも作業を進め、夏休みも記事を収集。大きな模造紙に多様な記事が載った作品ができ、「頑張った」と満足そうだった。
県NIE推進協議会によると、クラブ活動で新聞スクラップに取り組むのは珍しいという。同クラブは9月で終了したが、奥間ナリ子教諭は「テーマを決めて自由に取り組んだことで、積極的に新聞を読むきっかけになった」と手応えを語った。
八重瀬町東風平の4子供会主催の新聞スクラップ教室が14日、東風平小学校地域交流ホールであり、小学生約40人が記事スクラップ作りに初挑戦し、地元の自然や文化、社会への関心を深めた。沖縄タイムス八重瀬販売店会の店主らが指導した。
子どもたちはスポーツ面や、こども新聞「ワラビー」の記事、写真を中心に切り抜き、ワークシートにコメントを書き込んだ。
見出しに色を付けるなど、それぞれがこだわった作品の完成を喜んだ。
東風平小5年の久高琉愛(りゅうま)君は親子マネー教室の記事を選んだ。「今までは100円持っていたらすぐに全部使っていた。買う前に必要かどうか考えたい」と真剣な表情。
組踊「銘苅子」の解説記事をスクラップした同小6年の屋富祖伶子さんは「役者の思いが舞台に込められているし、表情にひきつけられる。私も演じてみたい」と笑顔で話した。
沖縄タイムス豊見城市販売店会が主催する新聞スクラップ教室が11日、豊見城市中央公民館で開かれ、100人の親子が新聞の仕組みを学びながら作品を完成させた。
販売店主が手作りのボードを使い、見出しやリード文などの紙面構成や用語を説明。参加者は、それを聞きながら、手元の用紙に答えを書き込む形で学んだ。
ワラビーで掲載された、乾燥した砂漠でサボテンが育つ理由を解説した記事を切り抜いた浦崎葵君(上田小5年)は「少しの水でも生きられる仕組みが分かった。中身がどうなっているか、もっと知りたいと思った」。母親の明子さんは「新聞を読むことで、考えたことを自分の言葉で表現する練習になる」と効果を期待した。
ゆいレールが10周年を迎えた記事を選んだ山内琉矢君(豊崎小3年)は「ゆいレールがぼくと同じ8月生まれで、2歳年上ということが分かった。まだ3回しか乗ったことがないので大人になっていっぱい乗りたい」と話していた。
沖縄タイムスの沖縄市・北谷町販売店会が主催する新聞スクラップ教室が10日、沖縄市民会館中ホールで開かれた。約120人の親子が、好きな記事や写真を切り抜いてコメントを書き込み、夏の出来事を自分の作品にした。
台紙に好きな記事を貼り、記事の主役、日付などの情報や選んだ理由を書き込んだりした。
小惑星の命名権が、発見した神奈川県の女子中学生3人に与えられた記事を切り抜いた喜納乙羽(おとは)さん(諸見小4年)は「星や星座が好きなので、3人がうらやましい。私も星を見つけて名前をつけたい」と話した。
4日付のワラビー「食育ふるさとレシピ」の料理図解を選んだ下地姫凜(きさり)さん(北美小4年)は「見た目がきれいなので食べたくなる。絵や写真で説明されているので子どもでも作れそう」と感想を述べた。
作業の前に、沖縄タイムスNIE事業推進室の安里努事務局長が新聞の読み方を講話。「読み取る、自分の考えを持つ、ほかの人に伝える、という流れで力を養える」と解説した。
【沖縄】市福祉文化プラザ児童センターで7日、新聞スクラップ教室が開かれた。沖縄タイムス社員や販売店主の進行で、幼稚園児から小学5年生までの23人が、気になった記事や写真にタイトルを付けたり、写真にせりふを付けたりするワークショップに挑戦した。
「○○と思った写真・記事」とタイトルを付けたり、写真の人物や動物が何と言っているか想像してせりふを書き込んだりした。出来上がった作品をみんなで見て回り、お気に入り作品にシールで投票。同じ記事や写真でも書き込むタイトルやせりふが一人一人違うことを実感した。
白黒ではなく白と茶色い模様のパンダの記事を選んだ小谷大夢(ひろむ)君(高原小1年)は、周りの大人に記事を読んでもらって「めずしいと思った記事」とタイトルを付けた。「記事の周りにワラビーを貼り付けたりして、楽しくできた」と話していた。
【大宜味】村立大宜味小学校(宮城政信校長)で6日、夏休み親子新聞活用講座が開かれた。25人の親子や地域の中学生が色ペンを使った新聞の読み方を学んだり、記事スクラップづくりを楽しんだ。
沖縄タイムスNIE事業推進室の安里努事務局長が、家族で自分の色を決めて気になる記事を囲む取り組みを紹介。「色の付いた記事を見ることで、親が子の、子が親の興味を知ることができる」と説明した。
当日の紙面から気になる記事を台紙に貼って感想を書くワークショップに参加した松田鈴さん(3年)は「いろいろな記事があって、切り取って貼るのが楽しかった」と笑顔で話した。
沖縄タイムスの南風原町、八重瀬町両販売店会主催の新聞スクラップ教室が4日、南風原町の津嘉山公民館で初めて開かれた。親子ら約110人が記事の切り抜きを通した新たな発見や知識の深まりを喜び、親子間のコミュニケーションを楽しんだ。
漫画家の大城さとしさんによる漫画教室もあり、大城さんが漫画の制作方法を丁寧にアドバイスした。
東風平小学校5年の金城陽登(はると)君(10)はゆいレール各駅でのしまくとぅばによる案内の記事を選んだ。「難しいけど、沖縄で使われてきた大事な言葉」とし、「新聞にはいろんな記事がある。社会のことも校内新聞を作る時の参考にしたい」と話した。
天体に興味があるという南風原小6年の照屋由姫乃(ゆめの)さん(11)は「隕石(いんせき)どうして落ちるの?」の図解記事を切り抜いた。「沖縄にも隕石が落ちてきたことがあるのかどうか調べてみたい」と意欲的だった。
漫画教室では大城さんが、執筆する際には「(労力が)10あるとしたら、8は話をつくることに集中している」と明かし、話づくりの上達のためには「よく勉強して、よく遊んで、家族や友達といっぱい話をすることが大事」とした。
津嘉山小3年の仲程こころさん(8)は「せりふを考えるのは大変だけど、お話を想像して描くのは面白い」と笑顔で話した。