中原小学校公開授業の指導案

 11月3日に行われたうるま市立中原小学校のNIE公開授業の指導案(PDFファイル)を掲載します。
・1年生 国語「あそびにいこうよ『あきのあそび』」
・2年生 国語「かたかなの広場(2)」
・3年生 総合的な学習「新聞からうるま市をみつけよう」
・4年生 特別活動「新聞の見出しですごろくづくり」
・5年生 国語「季節の言葉 秋の空」
・5年生 社会「くらしを支える情報」
・6年生 総合的な学習「平和について考えよう」
・特別支援 国語「4コマ漫画のお話について考えよう」
・特別支援 国語「絵を見てお話や吹き出しを考えよう」

見出しすごろく遊んだ学んだ  「明るいニュースは『進む』」 中原小でNIE実践フォーラム

新聞の見出しを切り貼りしたすごろくで時事を学ぶ中原小4年1組の児童=3日、うるま市中原小学校

 新聞を教育に活用する方法を紹介する第6回県NIE実践フォーラム(主催・県NIE推進協議会)が3日、うるま市立中原小学校(安里禮子校長)で開かれた。教師や保護者ら多数が参加し、学校現場での取り組みなどを見学した。
 特別支援学級を含めた各学年全クラスに分かれて行われた公開授業では、紙面からカタカナ語を見つけたり、地域のニュースを探すなど、児童らは新聞を教材に使って生き生きと学習に取り組んだ。
 分科会ではNIEアドバイザーの兼松力教諭(大里中)、甲斐崇教諭(浜川小)、佐久間洋教諭(伊平屋小)を講師に、教師や保護者らが新聞の持つ多様性などを学んだ。
 4年生は公開授業で、新聞の見出しを使ったすごろく作りに挑戦した。3日の紙面から「沖尚ナイン堂々凱旋」「オスプレイ飛行」などの記事を選んで紙に貼り、「明るいニュースは『進む』」「暗いニュースは『1回休み』」などのルールを決めながら、手作りのすごろくを完成させた。
 4年1組のクラスでは、「このニュースの方が大きい」「なるべく明るい話題をたくさん使いたいな」などの意見を出し合いながら和気あいあいと作業を進めた。仲松凜君(9)は早速すごろくゲームをした後「グループで話し合って、いい見出しを選ぶことができたのでよかった」と満足そうな表情だった。
 兼松教諭は分科会で、保護者に向けて新聞記事のスクラップの方法を指導。「家族それぞれが気に入った記事を探し、話し合うことでコミュニケーションが広がっていく」と効果を説明した。
 県NIE推進協議会の山内彰会長は「(NIEの)意義を共感できてうれしい。子どもたちのバイタリティーを引き出す一つの方法として、NIEに取り組んでもらえたら。絶対に自信につながる」と話していた。

フォーラム準備着々 中原小で授業検討会

 10月9日、第6回沖縄県NIE実践フォーラム(11月3日)で公開授業をするうるま市立中原小学校で授業の内容を詰める検討会がありました。NIEアドバイザーの甲斐崇教諭(浜川小学校)が学年ごとの指導案の中身を聞き、助言していきました。
 中原小学校は指定を受けて初年度。安里禮子校長のリーダーシップのもと、先生方が前向きに授業作りに取り組んでいるのが印象的でした。
 特別支援学級を含む全クラスで授業参観を兼ねた公開授業が開かれます。フォーラムの詳細はこちら

いっしょに読もう新聞コンクール県内審査会

 9月25日、日本新聞協会が主催する第3回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の沖縄県内審査が行われました。小学校から高校まで約360点の応募があり、山内彰沖縄県NIE推進協議会長ら5人の審査員が3時間かけて全国選考に送る上位作品を選出しました。
 このコンクールは感想文とは違い、新聞記事を家族や友達にも読んでもらい、意見交換する中で考えたことを文章にするユニークなものです。同じ記事を読んだほかの人の考えに触れて、多角的な視点を得た作品もありました。全国選考の結果は11月下旬に発表されます。

 

2011年度沖縄県内NIE実践指定校の実践報告書

 2011年度沖縄県内NIE実践指定校の実践報告書をPDFファイルでダウンロードできます。
 学校ごと分割ファイルの校名の次の行は報告書で触れられている主なキーワードです。(Windowsの場合、左クリックでPDFファイルを表示。右クリック→「名前を付けてリンク先を保存」でダウンロードできます)
 
報告書全体(表紙含め39ページ)約4.5MB

★分割ファイル(学校ごと、その他資料編)
那覇市立小禄南小学校(奥間ナリ子教諭)964KB
 写真でカルタ 漢字を見つける 熟語づくり 読み取る算数 意見文
沖縄市立越来小学校(古波津聡教諭)353KB
 スクラップ新聞 様子を表す言葉 写真にセリフ
うるま市立勝連小学校(伊波鉄也教諭)387KB
 朝の会で記事紹介 ニュースから見える政治 震災報道展示
読谷村立喜名小学校(大城智紀教諭)1077KB
 新聞比べ 志願倍率から割合 スクラップ新聞
宜野座村立漢那小学校(宮里浩文教諭)412KB
 新聞コーナー 写真使ってすごろくづくり
宜野湾市立宜野湾小学校(佐久間洋教諭)315KB
 1分間スピーチ スクラップ新聞 ファミリーフォーカス
北中城村立北中城小学校(甲斐崇教諭)221KB
 NIEコーナー スクラップ 切り抜き新聞づくり
読谷村立読谷中学校(宮城秀輝教諭)340KB
 校舎移転を新聞に 記事の感想を伝え合う
与那原町立与那原中学校(兼松力教諭)437KB
 教科にカリキュラムに位置づけた切り抜き新聞
豊見城市立豊見城中学校(仲程俊浩教諭)301KB
 4コマまんが ファミリーフォーカス NIEクラブの取材体験
沖縄県立真和志高校(新田誠教諭、宮城千恵教諭)261KB
 新聞の比較 投稿 教科内容で新聞づくり
その他資料編 498KB
 (山内彰会長あいさつ、NIEアドバイザー紹介、沖縄NIEの経過)

 

沖縄アミークスに実践指定校認定書を伝達

山内会長(左端)から認定書を受け取る仲筋校長(左から2人目)

 沖縄県NIE推進協議会の山内彰会長と地元紙2社の担当者が9月10日、沖縄アミークスインターナショナル(うるま市栄野比)を訪ね、日本新聞協会からの実践指定校認定書を仲筋一夫校長に伝達しました。

 山内会長は「教科書から一歩飛び込んで、新聞を通して社会とのつながりをつくってほしい」と激励しました。仲筋校長は「指定に応えられるような内容をつくっていきたい」と抱負を述べていました。
 同校は指定を受ける前から、上江洲ジョアナかおる教諭が積極的に新聞を授業に活用しています。上江洲教諭が受け持つ5年生の教室の壁には複数の子ども新聞が張り出され、子どもたちが新聞に親しめる環境づくりが印象的でした。

新聞が張り出された5年生の教室

浜川小学校、大里中学校に県指定校認定書

 8月28日、沖縄県NIE推進協議会の山内彰会長から、北谷町立浜川小学校(伊良波總校長)、南城市立大里中学校(大城朗校長)に県実践指定校の認定書が手渡されました。県指定校は沖縄タイムス社と琉球新報社による指定で、両紙が6か月ずつ提供されます。両校にはNIEアドバイザーの甲斐崇教諭(浜川小)、兼松力教諭(大里中)が所属しています。

山内会長(左から2人目)から認定書を受ける浜川小の伊良波校長(同3人目)

 山内会長は両校で「NIEは学校の外の新聞社と手を取って子どもを伸ばしていこうという取り組み。指定を生かして実践してほしい」と激励。また校外の研修に講師として招かれることが多いアドバイザーの両教諭の活動に理解を求めました。

 浜川小学校の伊良波校長は「課程の中に位置付けたい。朝の活動に新聞を読むことを取り入れることも考えたい」と話していました。

山内会長から認定書を受ける大里中の大城校長(右)

 大里中の大城校長は、卒業生のスポーツでの活躍、青少年が関係する事件などの記事をスライドにして校長講話の中で使う取り組みを紹介。「記事を初めに見せることで生徒たちの食いつきがいい」と活用法を話していました。

 大里中の廊下にはロンドンオリンピックの特集紙面が張り出され、生徒たちが足を止めて見入っていました。

ロンドン五輪特集紙面が掲示された大里中学校