「新聞に興味持って」 宜野座小で本紙通信員が出前講座

 児童にもっと新聞を知ってもらおうと、本島北部地域を取材する沖縄タイムスの仲地暁通信員(61)が10日、宜野座村立宜野座小学校(宮城司校長)で出前講座を行った。5年1組の児童に、紙面の構成や特徴などを説明した。

新聞の特徴などを説明する仲地暁通信員=宜野座小学校

 仲地通信員は「新聞を見ればきょうが何の日かよく分かる」と説明。10日付本紙1面記事について吉山凜君(10)は、愛鳥週間を報じるヤンバルクイナの写真が印象に残ったと発表。交通事故の増加を伝える記事に「朝、新聞を見てびっくりした。かわいそう」と話した。
 仲地通信員は村出身で、これまでに漢那小校長を務めるなど地元に精通。村内の話題を伝えたこれまでの記事のスクラップをみせながら「みんなの住む宜野座の記事もたくさんの人たちに読まれている。新聞に興味をもってみよう」と話した。
 與儀柊人君(10)は「新聞にはいろんな記事が書かれていることが分かった。また読みたくなった」と笑顔をみせた。
 講座を終えた仲地通信員は「新聞のおもしろさをたくさんの子どもたちに知ってもらいたい。今後も活動を継続していきたい」と意欲をみせた。

PTA向けの出前講座パンフレットできました

 PTA活動向けのNIEパンフレットをつくりました。スクラップ教室や新聞読み方教室、家庭での新聞活用方紹介などのメニューを掲載しています。本島内の小学校から高校に送付します。このページからもダウンロードできます(いずれも別ウインドウが開きます)。ご検討の上、講座などに活用ください。

 印刷用(A3両面刷り用のPDF、6.2MBと大きいです)

 小さいサイズ(jpeg、2.7MB)

新聞読むこつ学んだよ 嘉手納小で教師向けワークショップ

 新聞を教育に活用するNIEの出前講座が19日、嘉手納町立嘉手納小学校(新垣聡子校長)で開かれた。沖縄タイムス社会部の具志堅学記者が見出しの役割や新聞を読むこつなどを話し、授業に生かせるワークショップを紹介した。

新聞記事を題材に意見交換する教員=嘉手納町立嘉手納小学校

 同校は全学年で説明文を書く力を付けることをテーマに掲げている。ワークショップでは「いつ」「どこで」など文章の骨組みを学ぶのに適した記事を探した。「○○と思った写真」という課題で写真を選ぶワークショップでは、教師自身が楽しみ「授業で使えそう」との声も上がった。新垣校長は「記事を選んだら、ほかの先生に話したくなった。子どもたちも同じだろう。今後の授業に新聞を活用していきたい」と話した。

 

【追加情報】
 講座で使ったワークシート「いつ、どこで…を探そう」「私が…と思った写真

[出前記者]絶妙見出しに歓声 読谷高で新聞づくり体験

 読谷高校(與那覇健勇校長)は2月22日、沖縄タイムスの記者を招いた出前講座を開いた。1年7組40人が、記事を読んで見出しを付けるなどの課題に挑んだ。講師を務めた社会部の具志堅学記者は「新聞で、いろいろなニュースに出合うことができる。これで視野を広げてほしい」と話した。

新聞を読み、興味を持った記事をクラスメートに紹介する男子生徒=読谷高校

 講座では、生徒それぞれが興味を持った記事をグループ内で紹介し合った。具志堅記者は「まずは見出しだけを眺め、その後に興味をもった記事を読めばいい」と助言した。
 見出しをつける取り組みでは、イカの群れが海中から飛び出した場面の撮影に成功した記事(8日付第2社会面)に見出しを付け発表。「イカフライゲット」などプロをうならせるものや珍回答などもあり、笑い声が絶えなかった。

新聞づくり・しくみ学ぶ 久米島 大岳小で授業

新聞をめくって気になる記事を探す大岳小の4年生=久米島町山里の同校

 久米島町立大岳小学校(大川実校長)で18日、新聞のしくみを学び、学級新聞づくりに生かす授業があった。沖縄タイムス社読者局の安里努NIE担当を講師に招き、見出しの大きさがニュースの重要度を表すことなどを4年生13人が学んだ。
 国語の単元「みんなで新聞をつくろう」の一環。(1)記事の内容を要約(2)文字の大きさで重要度を表す-という見出しの役割を学んだ後、当日の紙面で気になる見出しを選んで、その理由を隣同士で話し合った。
 2時間目は、運動会や大岳小のいいところなどのグループテーマに沿い、あらかじめワークシートに下書きした記事や見出しを基に模造紙に清書した。見出しを決めるときに何が一番伝えたいことかと話し合う場面も見られた。
 山里昌徹(あきと)君(9)は「見出しには縦も横もあって、横の見出しの方が縦よりも大きなニュースというのが分かった」と話した。

久辺小6年生の新聞が届きました

 先日授業に記者を呼んでいただいた名護市立久辺小学校から「新聞ができました」と連絡がありました。
 授業では新聞の見出しの役割として(1)内容が短い言葉で伝わるようにまとめる(2)文字の大きさでニュースの大きさを表す--という点を伝えました。
 6年生がつくった新聞は校内の平和学習で聞いた講演や、キャリア教育の一環として行った企業見学などが題材。一人が見出し、本文、写真で1セットにした記事をまとめ、5人ほどで合体させてグループごとの新聞にしました。
 学習の成果を新聞にするという取り組みを前にして、読者に伝えるという新聞の原点に立ち返って身が引き締まる思いでした。

 

新聞読んで社会とリンク 興南中で出前授業

それぞれが気になった記事を紹介し合う興南中の生徒たち=那覇市古島の同校

 興南中学校2、3年生の計135人が9月28日、沖縄タイムス社会部の具志堅学記者を招いて新聞の特徴やスクラップ作成の要点を学んだ。当日付の新聞を読むワークショップを指導した具志堅記者は「新聞を読むことで社会とつながる。記事を通して意見交換して人間の幅を広げてほしい」と呼び掛けた。
 具志堅記者は(1)本文の内容を短くまとめて伝える(2)文字の大きさでニュース価値の大きさを伝える-という見出しの役割を解説。時間がないときでも見出しを読むだけで大意が分かると話した。
 社会科の授業で招いた。今後作品をつくり、第2回県新聞スクラップコンテスト(10月31日締め切り)に応募する予定。