幸地さんちのNIE(40)スクラップ/「命守る」最優先に

南海トラフ地震どうする?

「命を守る」のが一番だよね

 大きな被害が想定される南海トラフ地震。幸地功哲君(10)、富代さん(42)親子は、災害に備えることの大切さを話し合いました。

「命守る」最優先に

■2012年8月30日総合面

 約1万9千人の死者・行方不明者をもたらした東日本大震災を教訓に、「南海トラフ」巨大地震の被害想定は、考えられる限り最大の規模が明記された。その結果、最悪ケースの死者数は32万3千人。発生確率は極めて低く、過度に心配することは問題だが、命を守ることを最優先に一人一人が想定を直視し、「正しく恐れる」必要がある。


富代さん▶心配していた台風15号が去ったと思ったら、今度は地震の予想だ。南海トラフって。
功哲君▶そう! 近所のおばさんが、おばあちゃん家近いんじゃないって心配してた。
富代さん▶愛知県は、最悪の想定だからね。台風と同じ、来てみないと分からない。最大瞬間風速70メートルの最大級って予報されたけど…。
功哲君▶実際は大したことなかったけど、僕の誕生日だけが吹っ飛んだ(笑)。
富代さん▶地震も昔の記録をもとに調べているようだけど…。未来を占うように予知するのは簡単ではないよね。一つ言えるのは「備えあれば憂いなし」ってことかな。
功哲君▶「命を守る」のが一番ってことだよね。
富代さん▶その通り! 避難訓練とか、普段から防災の意識が大切。命があれば誕生日はいつでも祝えるさ~。
功哲君▶楽しみにしてたのに…。台風よりひどーい。

幸地さんちのNIE (38)スクラップ/熱いぜ消防士ポストカード

消防士さんムッキムキー

MESH支援カードだよ

 民間救急ヘリの支援に立ち上がった消防士の心意気と肉体美に、幸地功哲君(9)と母親の富代さん(42)は感心しきりです。

熱いぜ消防士ポストカード

■2012年8月12日付くらし面
 現役消防士が鍛え抜いた体を披露したポストカードが注目を浴びている。民間の救急ヘリコプター「MESH(メッシュ)」の運営費捻出のため、沖縄FFCP(ファイヤーファイターズ・カレンダープロジェクト)が取り組むものだ。昨年、消防士がモデルとなり制作したカレンダーが好評だったことから、ポストカードを作り支援を継続することにした。

功哲君▶なんだ~この人たち! ムッキムキ~。
富代さん▶MESH支援策で前回はカレンダーの売り上げ420万円を寄付したそうだよ。
功哲君▶MESHって?
富代さん▶前に見たことあるでしょう。
功哲君▶名護の港に止まってたやつだ。あの時、すぐ飛んで行っちゃった。病人が乗ってたのかな?
富代さん▶MESHのヘリは多くの人の命を助けているけど、同じように命を助けている消防士さんが、そのサポートに立ち上がってくれているんだよ。
功哲君▶スポーツ選手みたいな筋肉だよ。アイドルでもないのに、カレンダーやカードが売れてるんだから…。よし、お母さんもやせたら?
富代さん▶そりゃやせたいけど、何のために?
功哲君▶うちのMESH(めし)を減らすため~。

幸地さんちのNIE(36)スクラップ/岩崎14歳の金メダリスト

中学生で世界一だって!

言葉もすごく印象的だよ

 熱戦が続くロンドンオリンピックに夢中の幸地功哲君(9)、富代さん(42)親子。14歳で金メダルを取った岩崎恭子さんの快挙も振り返りました。

岩崎14歳の金メダリスト

■2012年7月29日付ワラビー7面
 第25回バルセロナ大会(1992年)。14歳の誕生日から6日の中学2年生、岩崎恭子が水泳の女子200メートル平泳ぎで金メダルを取った。世界の有力選手ではなかったが、世界記録を持つノール(アメリカ)に勝ち、競泳で世界一若い金メダリストになった。「生きてきた中で一番幸せ」の言葉も有名だ。

富代さん▶最近眠そうな顔して…シャキッとして!
功哲君▶オリンピックが見たくて。
富代さん▶新聞見てごらん。14歳の選手が金メダル取ったことがあるんだよ。
功哲君▶中学生でも世界一になれるんだ! 「今まで生きてきた中で一番幸せ」だって。
富代さん▶世界中の人の前で力を発揮した時の言葉だからね~。話題になるんだよ。
功哲君▶「チョ~気持ちいい」。みんな言ってたよ。
富代さん▶北島選手の平泳ぎだ。見る方も興奮するよ! 日本女性初の金メダリストも平泳ぎの選手でね。私の母校の大先輩。学校あげて応援したんだって。
功哲君▶ヨッシャ~。ロンドンでもメダルゲット

幸地さんちのNIE(34)スクラップ/中国洞窟 最古の土器

2万年前の土器だって

生活も分かるらしいよ

世界最古の土器発見! 幸地功哲君(9)、富代さん(42)親子は「どう使っていたのだろう」と想像を膨らませました。

中国洞窟 最古の土器

■2012年6月29日付国際面
 世界最古となる約2万年前の土器片を、中国・江西省の洞窟遺跡で発見したと、北京大や米国などの研究チームが6月29日付の米科学誌サイエンスに発表した。これまで日本を含む東アジア各地で見つかっていた、最古級の土器より2千~3千年古いという。洞窟からは280個以上の土器の破片が出土。多くに焦げた跡があり、チームは「現生人類の祖先が、料理に使ったのではないか」と推測している。

富代さん▶中国で世界一古い土器が見つかったんだね!
功哲君▶土器? この茶色のが? 模様があるよ。
富代さん▶焦げ跡もついているようだって。これで料理したのか、2万年前の人も。
功哲君▶どんな料理食べてたのかなぁ。
富代さん▶それが分かったら面白いだろうな~。この研究で、当時の生活をもっと知ることができるって。
功哲君▶野菜も肉も「ワイルドだろぅ」って食べてたんじゃないのか~。
富代さん▶ハハハ。ワイルドに食べてたけど、生でおなか痛くなっちゃって、火で加熱するようになったのかも。
功哲君▶生レバー!お母さん、食べられないね。
富代さん▶禁止になったね、牛の生レバー。昔は食べてたのかなぁ。私は鶏生レバー食べるよ、ワイルドに!

幸地さんちのNIE(32)スクラップ/青いダリア開発

花好き おばあちゃん似

やっぱり遺伝子だね~

世界で初めて開発された青いダリアに、幸地富代さん(42)、功哲君(9)親子はうっとり。会話にも〝花〟が咲きました。

青いダリア開発

■2012年6月6日付社会面
千葉大は5日、大学院園芸学研究科植物細胞工学研究グループの三位正洋教授らが、世界で初めて青い花のダリアを作り出したと発表した。三位教授らは2月にも、青いコチョウランの開発に成功している。同大によると、ピンク色の「大和姫」という一重のダリアにツユクサの青色遺伝子を組み込み、青紫色の花を作成。さらに八重のダリアと交配させて、八重咲きの青色ダリアを開花させた。

富代さん▶見て見て、青いダリアきれい。ツユクサの色素を使ってるって。
功哲君▶青い? 紫っぽいよ。
富代さん▶幼稚園のころ、よく摘んで持っていったんだよ。先生にあげると、「私の名前つゆ子だからうれしい」って喜んでくれて。大好きな先生の名前の花だって、すぐ覚えられたよ。
功哲君▶へ~、その花知らなかった。梅雨の時に咲くからツユクサって名前?
富代さん▶そうかもしれない。この前、おばあちゃんから写メールきてたじゃない、青いコチョウランって。これも同じ色素を使ったんだって。
功哲君▶珍しいランでしょって、写メールに挑戦してたね。花好きはそっくり。
富代さん▶確かに、遺伝子~。色素だけでも変えちゃいたいよ。


幸地さんちのNIE(30)スクラップ/ハブとぅやー棒 渡嘉敷で大活躍

ハブとぅやー棒って便利

退治は必ず大人に頼んで

ハブに出会ったらどうしましょう。幸地富代さん(42)は、息子の功哲君(9)に近づかないで、大人を呼ぶよう助言しました。

ハブとぅやー棒 渡嘉敷で大活躍

■2012年5月24日付市町村面
 渡嘉敷村商工観光課が作製したハブを捕らえる「ハブとぅやー棒」が、村内で話題になっている。村臨時職員の當山清哉さん(34)が手ごろな枝を利用して、長さ120~130センチの、先端部を二股に切った棒を作った。面白半分で棒の上部に「ハブとぅやー1号」と書き、29号まで作製。人気を集め、約20本追加した。この棒で実際にハブが退治されている。

富代さん▶「ハブとぅやー棒」だって。ハブの季節が来たか。
功哲君▶学校の近くで見たよ。キノボリトカゲの餌を探しに草むらに行ったら、木の枝に巻きついてた!
富代さん▶それ昼間? みんな気付いていたの?
功哲君▶休み時間だから昼の1時半ごろ。気付いていないみたいだったよ。
富代さん▶朝晩の涼しい時間でなくても、ハブがいそうな所には入っていかないでよ!
功哲君▶ボールが入ったら取ったりしてる…。
富代さん▶えー! 手ではだめだよ。どうする?
功哲君▶このハブとぅやー棒があれば、ボールも取れるし、襲いかかってきても捕獲できるよね。やってみたい。
富代さん▶退治は大人にまかせないとダメ。でもこれを大人が使えば一挙両得。「鬼に金棒」だね。

幸地さんちのNIE(28)スクラップ /新種のエビ 紅白鮮やか

新種が隠れた チュラ海

紅白エビ発見 めでた岩

沖縄美ら海水族館が恩納村沖で新種のエビを発見。幸地功哲君(9)と母親の富代さん(41)は、自然の神秘に驚いています。

新種のエビ 紅白鮮やかに

■2012年4月20日付社会面

沖縄美ら海水族館が昨年7月に恩納村沖約1キロの海底で新種のエビを発見した。同館職員の東地拓生さんらが、白色に赤いまだら模様がある美しい姿から「チュラコシオリエビ」(和名)と命名。ヤドカリに近い仲間のコシオリエビ属の一種で、琉球列島周辺に生息する同属としては20種目。

功哲君▶「チュラコシオリエビ」だって! 水族館と同じ「チュラ」だね、お母さん。
富代さん▶「チュラだね。お母さん」って、うれしいわ。ウチナーグチで褒められた。あはは。
功哲君▶沖縄の言葉が名前に付いたってことは、沖縄で見つかったってこと?
富代さん▶そうね。目立つ色なのになぜ今まで見つからなかったのかな。
功哲君▶深い所に隠れていたとか。少し前に世界で一番小さなカメレオンがいたって記事もあったよね。
富代さん▶体の色が周りの環境で変わる動物だけど、葉っぱの下に隠れて、色が変わらないんだってね。
功哲君▶落ち葉みたいに茶色だったよ。このエビもイソギンチャクみたいなものに隠れていたのかも。
富代さん▶「水深188メートルの海底から採集した岩から発見」だって。紅白のエビとは、まったくめでた岩!