10月9日、第6回沖縄県NIE実践フォーラム(11月3日)で公開授業をするうるま市立中原小学校で授業の内容を詰める検討会がありました。NIEアドバイザーの甲斐崇教諭(浜川小学校)が学年ごとの指導案の中身を聞き、助言していきました。
中原小学校は指定を受けて初年度。安里禮子校長のリーダーシップのもと、先生方が前向きに授業作りに取り組んでいるのが印象的でした。
特別支援学級を含む全クラスで授業参観を兼ねた公開授業が開かれます。フォーラムの詳細はこちら。
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2011年度沖縄県内NIE実践指定校の実践報告書
2011年度沖縄県内NIE実践指定校の実践報告書をPDFファイルでダウンロードできます。
学校ごと分割ファイルの校名の次の行は報告書で触れられている主なキーワードです。(Windowsの場合、左クリックでPDFファイルを表示。右クリック→「名前を付けてリンク先を保存」でダウンロードできます)
★報告書全体(表紙含め39ページ)約4.5MB
★分割ファイル(学校ごと、その他資料編)
・那覇市立小禄南小学校(奥間ナリ子教諭)964KB
写真でカルタ 漢字を見つける 熟語づくり 読み取る算数 意見文
・沖縄市立越来小学校(古波津聡教諭)353KB
スクラップ新聞 様子を表す言葉 写真にセリフ
・うるま市立勝連小学校(伊波鉄也教諭)387KB
朝の会で記事紹介 ニュースから見える政治 震災報道展示
・読谷村立喜名小学校(大城智紀教諭)1077KB
新聞比べ 志願倍率から割合 スクラップ新聞
・宜野座村立漢那小学校(宮里浩文教諭)412KB
新聞コーナー 写真使ってすごろくづくり
・宜野湾市立宜野湾小学校(佐久間洋教諭)315KB
1分間スピーチ スクラップ新聞 ファミリーフォーカス
・北中城村立北中城小学校(甲斐崇教諭)221KB
NIEコーナー スクラップ 切り抜き新聞づくり
・読谷村立読谷中学校(宮城秀輝教諭)340KB
校舎移転を新聞に 記事の感想を伝え合う
・与那原町立与那原中学校(兼松力教諭)437KB
教科にカリキュラムに位置づけた切り抜き新聞
・豊見城市立豊見城中学校(仲程俊浩教諭)301KB
4コマまんが ファミリーフォーカス NIEクラブの取材体験
・沖縄県立真和志高校(新田誠教諭、宮城千恵教諭)261KB
新聞の比較 投稿 教科内容で新聞づくり
・その他資料編 498KB
(山内彰会長あいさつ、NIEアドバイザー紹介、沖縄NIEの経過)
家族間ツールに新聞 親向け講座で提案
NIE実践指定校のうるま市立中原小学校(安里禮子校長)で20日夕、「家族がつながるNIE」と題した親向けの講座があり、保護者十数人が家庭でコミュニケーションを取る道具として新聞を活用する方法を学んだ=写真。 講師の兼松力NIEアドバイザー(大里中教諭)は、言語力が学力の基礎にあることを指摘し「子どもが新聞を開くには大人の仕掛けが必要。親が楽しんで新聞を読む姿を見せると子どもが興味を持つ」と家庭での取り組みを勧めた。
家族がそれぞれの色を決めて関心ある記事に印を付けて意見交換するなど、新聞を読む習慣を付ける手法を具体的に伝えた。
3年生の子を持つ世嘉良みゆきさん(47)は「世の中で起こっていることに興味を持たせたい。どうやって新聞を読ませたらいいか考えていたのでいい機会になった」と話した。
11月3日に同校で開かれるNIE実践フォーラムの機運を高めようと開催された。
次回は10月13日に予定している。
<色ペンを使ったファミリーフォーカス>
1)何色かの色ペンを用意し、家族でそれぞれを色を決める
2)各自がその日の新聞で気になる記事を自分の色で印をつける。
例:忙しい朝は見出しを読むだけでOK
例:見出しに色をつけたり、記事全体を囲むなど工夫して
3)家族が集まった時に記事を話題に話す
例:選んだ理由や読んだ感想を話のきっかけに
例:親もたまには「教育的配慮」を忘れて、純粋な興味で選んで
例:ほかの人が選びそうな記事は?という読み方も面白い
【効果】
・子どもの興味関心が分かる
・子どもが親の興味関心を知る数少ない機会になる
・子どもの興味関心の変化が分かる
・記事の切り貼りより手間が少なく続けやすい
<新聞保管法の豆知識>
2穴パンチで穴をあけ、ファイルではさんでおくと散らかりにくい
<スクラップのアイディア>
小さい子なら写真集をつくるつもりで、動物や好きなものを集める。
住んでいる地域の記事を集める。
授業で新聞活用 先生も学ぶ うるま市中原小
新聞を教育に活用するNIEをテーマに、うるま市立中原小学校(安里禮子校長)が10日、教員らを対象にした校内研修を開いた。講師を務めたNIEアドバイザーの兼松力・大里中教諭は「新聞を論理的な能力を身に付ける道具として使って」と話し、実践例を紹介した。
兼松教諭は新聞の活用法について、新聞記事の内容そのものを教材として使う「内容論」から、新聞ですごろくを作るなど道具として使う「方法論」が主流になり、より気軽に授業に取り入れられるようになった現状を説明した。
ワークショップでは、グループで切り抜いた記事に順位を付け、新聞1ページ大の紙に、実際の新聞のようにレイアウトしてスクラップ新聞を作り上げた。
兼松教諭は、作業の中で児童が話し合うことを重視するよう助言。新聞を使い「言語活動を充実させることが大事」と強調した。
沖縄アミークスに実践指定校認定書を伝達
沖縄県NIE推進協議会の山内彰会長と地元紙2社の担当者が9月10日、沖縄アミークスインターナショナル(うるま市栄野比)を訪ね、日本新聞協会からの実践指定校認定書を仲筋一夫校長に伝達しました。
山内会長は「教科書から一歩飛び込んで、新聞を通して社会とのつながりをつくってほしい」と激励しました。仲筋校長は「指定に応えられるような内容をつくっていきたい」と抱負を述べていました。
同校は指定を受ける前から、上江洲ジョアナかおる教諭が積極的に新聞を授業に活用しています。上江洲教諭が受け持つ5年生の教室の壁には複数の子ども新聞が張り出され、子どもたちが新聞に親しめる環境づくりが印象的でした。
「お気に入り見つけた」 新聞から写真探す 中原小でNIE授業
浜川小学校、大里中学校に県指定校認定書
8月28日、沖縄県NIE推進協議会の山内彰会長から、北谷町立浜川小学校(伊良波總校長)、南城市立大里中学校(大城朗校長)に県実践指定校の認定書が手渡されました。県指定校は沖縄タイムス社と琉球新報社による指定で、両紙が6か月ずつ提供されます。両校にはNIEアドバイザーの甲斐崇教諭(浜川小)、兼松力教諭(大里中)が所属しています。
山内会長は両校で「NIEは学校の外の新聞社と手を取って子どもを伸ばしていこうという取り組み。指定を生かして実践してほしい」と激励。また校外の研修に講師として招かれることが多いアドバイザーの両教諭の活動に理解を求めました。
浜川小学校の伊良波校長は「課程の中に位置付けたい。朝の活動に新聞を読むことを取り入れることも考えたい」と話していました。
大里中の大城校長は、卒業生のスポーツでの活躍、青少年が関係する事件などの記事をスライドにして校長講話の中で使う取り組みを紹介。「記事を初めに見せることで生徒たちの食いつきがいい」と活用法を話していました。
大里中の廊下にはロンドンオリンピックの特集紙面が張り出され、生徒たちが足を止めて見入っていました。