新聞を教育に活用するNIEをテーマに、うるま市立中原小学校(安里禮子校長)が10日、教員らを対象にした校内研修を開いた。講師を務めたNIEアドバイザーの兼松力・大里中教諭は「新聞を論理的な能力を身に付ける道具として使って」と話し、実践例を紹介した。
兼松教諭は新聞の活用法について、新聞記事の内容そのものを教材として使う「内容論」から、新聞ですごろくを作るなど道具として使う「方法論」が主流になり、より気軽に授業に取り入れられるようになった現状を説明した。
ワークショップでは、グループで切り抜いた記事に順位を付け、新聞1ページ大の紙に、実際の新聞のようにレイアウトしてスクラップ新聞を作り上げた。
兼松教諭は、作業の中で児童が話し合うことを重視するよう助言。新聞を使い「言語活動を充実させることが大事」と強調した。
次の記事:新聞づくり楽しいな 名護市久辺小 本紙記者から学ぶ