出前授業で使ったワークシート(新聞の仕組み、写真選び)を掲載しました

 6月17日、うるま市立赤道小学校で行った出前授業の記事と使用したワークシート2種類を掲載しました。1つは新聞の仕組み(部品、役割)を書き込むもの、もう1つは紙面から写真を選んで貼り付け、自分が感じたことを言葉にするものです。
 記事はこちらです。

[出前記者]見出しの役割 記者から学ぶ 赤道小6年生

 本紙記者によるNIE出前授業が17日、うるま市立赤道小学校(佐久本実校長)であった。6年生104人がワークシートを使って見出しの役割など新聞の仕組みを学んだり、この日の朝刊から気になる写真を切り抜いて感想を書くなどして新聞に親しんだ。

新聞をめくって気になる写真を探す6年生=17日、うるま市立赤道小学校

 3クラスに1人ずつ記者が出向き説明した。整理部の崎村尚美記者は「私は見出しをつける人なので、歩きながら街の看板を読んだり、テレビや雑誌も見たりして言葉を拾うアンテナを張っています」と心構えを話した。
 写真選びのワークショップで安謝小学校の平和集会の記事を選んだ仲村梨々花さんは「事前学習をして対馬丸の劇をしてすごいと思った。新聞の作り方も分かってよかった」と話した。

 

【追加情報】

1.使用したワークシート「新聞のしくみ」
 見出し、写真など紙面の部品名とその役割を書き込みます。
2.使用したワークシート「わたしが○○と思った写真」
 新聞から写真を切り抜いて貼り、写真から感じたことを「わたしが    と思った写真」という風に言葉にします。そう思った理由も書き込みます。

上阪さんちのNIE(71)ポン骨スープ

骨太スープなんのため?

経済が元気になるように

 風刺漫画「時事漫評」に注目した上阪主税君(13)、きらりさん(12)、雅英さん(45)。何を表現しているのか、想像を膨らませました。

時事漫評「ポン骨スープ」

■2013年6月8日総合3面

主税君▶ベッドに寝ている人は誰?
雅英さん▶たぶん、1万円札の福沢諭吉。お金の象徴だと思うよ。
きらりさん▶なんで安倍晋三首相が骨太スープをあげているの?
雅英さん▶お金が元気に飛び回れるように、「骨太方針2013」を発表したんだ。
きらりさん▶それって何?
雅英さん▶日本経済が元気になるために政府が考えた案だよ。スープの中には何が入っていると思う?
主税君▶復興のために使うとか?
きらりさん▶基地にお金をかけないとか?
雅英さん▶なるほど! いい案だね! 実は、沖縄を元気にするための案も初めて取り込まれたんだよ。日本国民が増税などに苦しまず、平和で幸せに暮らせるいいだしが入っているといいね。
主税君▶福沢諭吉さん、早く元気になって僕のところにやってきてね。

 

楚辺区「あんやたん!」 本紙記事44点紹介

 読谷村楚辺区の過去の記事を展示した「あんやたんてん」が、楚辺公民館で開かれている。同区がこれまでに沖縄タイムスで取り上げられた記事の中から選抜し、1961年から2012年までの44点を拡大展示している。20日まで。

地元を取り上げた過去の記事を興味深げに読む来場者ら=読谷村・楚辺公民館

 同展は、沖縄タイムス楚辺販売店が企画。ことし4月に那覇市の繁多川公民館で同様の展示会が開かれた記事を見て、楚辺区でもできないかと考えた。
 会場には、19年間も放置された沖縄戦犠牲者の遺骨を区民の手で発掘したという記事(1964年11月20日付)や、中学生4人が比謝川で大ウナギを仕留めたという記事(80年10月11日付)のほか、沖縄民謡「艦砲ぬ喰(く)ぇーぬくさー」の歌碑設立準備コンサートで大合唱した様子を伝える昨年11月27日付の紙面などを展示している。
 初日の14日、公民館を訪れた比嘉信さん(88)は「若いころに畑仕事をしていたことを思い出す」と目を細めた。販売店店主の上地めぐみさん(39)は「見に来た人から『懐かしい。とてもいいね』という声を聞くとうれしい。昔の記事を見て、楚辺の人のすごさが分かった」と語り、来場を呼び掛けた。

不登校児指導へNIEの力学ぶ 適応教室担当者が研修

 不登校の児童・生徒が通う適応指導教室の担当者の定例会が11日、県立総合教育センターで開かれ、新聞を活用するNIEの講義とワークショップも行われた。講師の甲斐崇教育センター研究主事は「新聞は他者や社会とつながることができ、適応教室に通う子の指導にも生かせる」と意義を解説した。
 毎月の定例会の一部として県内12の教室から25人が参加。甲斐主事はNIEの優位性など基本的な講話をし、写真に吹き出しを付けたり、4こま漫画を並べ替えたり、物語文を書く実践などを紹介した。教育センター内にある教室てるしのの比嘉優子担任は「教室に来る子は気持ちを伝えるのが苦手だが、新聞の写真や漫画の力を借りて表現できそうだ」と手応えを感じた様子だった。

[出前記者]インタビューのこつ 記者が実演 首里中1年生学ぶ

 本紙記者が講師を務める出前授業が12日、那覇市立首里中学校(名城克哉校長)であった。1年生245人がインタビューや新聞作りのこつを学んだ。

名城克哉校長(右)への模擬インタビューを行った本紙の出前講座=那覇市立首里中学校

 講師の一人、社会部の具志堅学記者が、見出しやリード文など新聞の仕組みを説明。生徒の目の前で名城校長への模擬インタビューを行い、「質問を前もって考えておき相手の目を見て話を聞こう」と助言した。
 生徒は、インタビューのメモから「なぜ教員になったのか」「教員になってよかったこと」「大変だと思ったこと」などの要点を付せん紙に書き出した。
 校長の話から「多くの生徒に恵まれた」「大人に近づける仕事」など見出しを取る作業も行った。生徒は今後、地域の人を取材し、新聞を作る。

新聞クイズ「意外と簡単!」 今帰仁の天底小5年

 今帰仁村立天底小学校(座間味靖校長)の5年1組はこのほど、朝の読み聞かせの時間に、沖縄タイムスの子ども新聞ワラビーを使った新聞クイズを実施した。

玉城志琉君(左)と當山魁人君が出題するクイズに答える児童たち=今帰仁村・天底小学校

 クイズは、ワラビーの4月28日付紙面に掲載された「みんなで検定 プロ野球編 めざせ殿堂入り!」の記事を使用。玉城志琉(しりゅう)君と當山魁人(かいと)君が前に出て、クイズを出題した。
 児童らは「プロ野球のことならまかせて」と目を輝かせ、身を乗り出しながら楽しくクイズに答えた。兼次省吏(しょうり)君は「意外と簡単だった。今度はもっと難しいのがいいな」と笑顔で話した。(赤嶺幸代通信員)