島のサンゴ 30年で激減
環境過酷 聞こえる悲鳴
石垣島の自然について学んだ「沖縄こども環境調査隊」に興味を持った上阪主税君(14)ときらりさん(13)。サンゴ礁の尊さを再確認しました。
輝くサンゴ未来へ
■2014年8月31日ワラビー1面
子どもたちが環境について考える「沖縄こども環境調査隊2014」(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)の隊員9人が8月4日から7日まで、石垣島を視察しました。シュノーケリングでサンゴを観察したほか、赤土が流れ出ることで、海に悪影響を与えている現状などを学びました。
きらりさん▶あ~あ、夏休み終わっちゃったね。
主税君▶ことしは海にもプールにも行けなかったな。
きらりさん▶いいな、環境調査隊。シュノーケリングでサンゴの観察なんて、とっても楽しそう。
主税君▶ことしは大きな台風も来たから、海水が混ざってサンゴには快適だったかも。
きらりさん▶30年前はサンゴが邪魔なほどあったって。そうなの?
主税君▶サンゴは一度なくなると元に戻すのが難しいって書いてある。オニヒトデに環境破壊、温暖化、環境は過酷なんだと思う。
きらりさん▶自己回復能力や再生機能はないのかな?
主税君▶少しはあるんだろうけど、追いつかないんだと思うよ。
きらりさん▶それなのに辺野古ではサンゴ礁を壊してしまうのね。
主税君▶ボーリング調査で海底に穴を開けて、知事にはサンゴの悲鳴が聞こえないのかな?きらりさん▶聞こえないふりをしないでほしいよ。